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【歩き遍路】通し打ち0日目 

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いざ四国の巻

徳島行きの夜行バスに乗るため、東京駅で下車・・・したのに、腹ごしらえに良さそうな店をしているうちに有楽町駅まで歩いてきてしまった。

ふくてい

そこで目に留まったのは、カレー専門店ふくていの看板。『神田で昭和30年から愛され変わらぬスタンドカレーの味』の文字。

カレー専門店ふくてい
私

『神田で昭和30年から愛されている』のに『有楽町本店』とはどういうこと?

そんな疑問を抱きながら店内へ。スタンドと書いてあるのでてっきり立ち食いなのかと思っていたが、普通に椅子のある店だった。謎が増えてしまった。

しかしこちらの店は安くて美味しく、かつ、すぐに出てきてパパッと食えるので、夜行バス乗車前の食事処にはもってこいの店だった。

『ふくてい』は神田駅の改修工事が行われた際に、現在の有楽町駅付近に移店したそうだ。なおスタンドの意味は未だに不明。

バス乗り場(鍛冶橋駐車場)

鍛冶橋駐車場

鍛冶橋駐車場に到着。ここは有楽町駅と東京駅の中間くらいの位置にあるので、実はどちらの駅から向かっても大丈夫なのである。

全国津々浦々へ行く長距離バスの東京での出発地ということもあり、バス乗り場には人が群がっていた。どうやら私が思っていた以上に利用者は多いようだ。

鍛冶橋駐車場の電光掲示板
室内の待合室と外の待合所の2箇所に、電光掲示板有り

バスが到着した際には、音声アナウンスに加え、電光掲示板にも表示される。

それを各自で確認した後、予約したバスに各々乗るというシステムらしい。

マイフローラ(海部観光)

バスが到着。車掌さんに荷物・靴を預けて、乗車。

マイフローラ号

徳島行きのバス『マイフローラ号』は、2列×6席の12人乗り。そして今までの長距離バスとは一線を画した個室タイプでもある。土足厳禁も相まって部屋のようだ。

シートのリクライニングの傾斜角度は155度もあるのに、背もたれを思いっきり倒しても後ろの座席の人にはまったく影響がないデザインになっている所も素晴らしい。

マイフローラ号の席

座席幅は70cmもあり、かなり広め。

マイフローラ号のトイレ
化粧室

化粧室も広く、奥には着替えスペースも完備。

出発前に車掌さんが丁寧に説明してくれる上、スリッパ、ヘッドフォン、ブランケット、コンセント、そしてWi-Fiも有った。率直に言って、たまげるほど快適なバスだ。

海部観光は元長距離バスの運転手だった方が立ち上げた会社で、マイフローラは長距離移動でも疲れることのない快適なバスを作ろうという想いから生まれたものだそう。

このバスにしてある意味正解だったのかもしれない。

というのも、実は3日前に別のバス(3列シート)で行く予定だったにも関わらず、遅刻をして乗り遅れてしまったのだ!(とんだ間抜け野郎がいたもんだ)

お遍路のルールについて

お遍路とは、四国にある計88ヶ所のお寺を巡拝じゅんぱいすることである。

その移動手段は、徒歩・自転車・車・バスや電車などの交通機関を利用する等、人により様々。

私の場合は、徒歩。そしてスタンダードな順打ち通し打ちの予定だ。

クリック or タップすると説明文が表示されます。

四国遍路の隠語で、寺を参拝すること。

順打ち

寺の番号順に打つ行為(例:1番→88番)。もしくは地図上で時計回りに打つこと。

逆に反時計回りに打つことを逆打ぎゃくう、順不同で打つことをみだという。

※ 四国遍路は何番の寺から始めても良い。

出発後、一度も帰宅せずに88番全ての寺を打つこと。

なお週末や長期休暇などを利用するといった複数回に分けた巡礼スタイルは区切くぎという。

なお遍路には細かなルール(決まり)があるのだけど、自分の中での遍路のルールというか決め事は特になし。基本は歩きだけど、乗り物に一切乗ることなく全ての道を完歩したいというこだわりもない。

しいていえばお接待は断らないようにするくらいだろうか。

遍路をしている人に対して地元の方々が善意でしてくれるおもてなし(差し入れ)のようなもの。

なお物や金銭だけに限らず、目的地まで乗せて行ってくれるというような車のお接待などもある。

理由は、わざわざ親切心でやってくれることをこちらの都合で無下にはできないからだ。

四国へ向け出発!

夜行バスは鍛冶橋駐車場を出て、バスタ新宿を経由した後、30分ほどで消灯(途中、静岡・兵庫辺りのサービスエリアで休憩有り)。

正直な所、最初の予定日に出発できなかったことで、本来会うはずであろうお遍路さんと会えなくなってしまったということはやや心残りではある。出発日が3日も違えばもう会わないだろう。だがそれはしょうがない

・・・というか、それはもうどうでもいい。

それよりも、あんなに行きたかった遍路なのに、わくわくするというような期待感より、不安な気持ちの方が遥かに大きいことの方が今は問題だ。

私

やだなぁ〜、やだなぁ〜、怖いなぁ〜(稲川淳二いながわじゅんじ風に)

そんなことを思いながら眠りについた。

この遍路記では諸事情により、著名人の敬称は省略させて頂きます。

まさかの初日リタイア!?の巻

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