【雨対策】お遍路の雨具の選び方|傘・ポンチョ・レインウェア・合羽

遍路の雨具
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四国の天気(雨の頻度)について

過去数年間の四国の天気はこちらから確認できます。

私の場合は、秋の遍路。

出発前に過去数年間の四国の天気を調べた所、雨は少なく、せいぜい週1程度でした。

私

秋は運動会が行われることからも分かるように雨の日は少ないし、1ヶ月半で6回程度しか降らないのであれば・・・傘でいいか。

と、考えるも、いざ行ったら、地元の方もこんなのは初めてだという連続9日間も振り続ける雨にぶち当たりました

なにが言いたいかというと、過去の天気はある程度の目安にはなるが案外あてにならない、ということです。

そのため、雨対策としての雨具はしっかりと準備をしてください。

雨具の種類

❶ 傘

hands+ 17
hands+ 17 超軽量折りたたみ傘(東急ハンズ)
傘のメリット

・蒸れない

・すぐに使えて、すぐに畳める

・軽くてコンパクト(物による)

・ビニール傘なら現地で調達可能

傘のデメリット

・四六時中さしてると腕が疲れる

・片手が塞がる

・足元など完全には雨を防げない

実際に傘を使用している方も遍路中、数人見かけました。

一口に傘と言っても色々と種類がありますが、雨具は雨の日以外はただの荷物なのでやはり重量は重要(一般的なビニール傘は約400g)。

個人的には軽量の折り畳み傘がオススメです。

また

多少の雨や短時間の雨は

本降りや長時間の雨の場合は、他の雨具を使用

という使い方もアリだと思います。

唯一、運動していても汗で蒸れない雨具となります。

hands+ 17は、六角形タイプで幅55cm、重量119gの超軽量折りたたみ傘です。

ネットストアでは『超軽量折りたたみ傘』というワードで検索すると出てきます。

❷ ポンチョ

イスカ ウルトラライトシリコンポンチョ
イスカ ウルトラライトシリコンポンチョ
ポンチョのメリット

・やや蒸れにくい

・着脱が楽、早い

・バックパック、サブバッグも覆える(ショルダーハーネスも濡れない)

ポンチョのデメリット

・足元が濡れる

そでがちょっと短い

基本、生地に透湿性とうしつせいはないため、多少蒸れます。が、身幅が広く、腕やすその部分が大きく開いているので蒸れにくい部類の雨具といえます。

また透湿性がないおかげで、ちゃんとしたもの(シリコンコーティング等)ならば水が染みこんでくる心配もありません。

なお安価なものだとコーティングがないため、防水性能は劣化します。

ポンチョ(この画像は、表地じゃなく裏地
私

これは遍路中にいただいたポンチョなのですが、雨が染み込んできて裏地までびちょびちょになってしまいました。

やはり特筆すべき点としては着脱が容易な所でしょう。雨が降った際にバックパックの上からバサっと上から羽織るだけですみます。

遍路中、丸一日雨が降るというよりは降ったり止んだりするケースが多かったので、そういうケースも踏まえると、一番使い勝手のいい雨具と言えます。

ポンチョの中ではイスカのものが220gと最も軽量なので、個人的にはオススメ。生地にはシリコンコーティングが施してあるので、雨が染み込んでくる心配もありません。

シリコンコーティングに関しては、購入したアウトドアショップの店員さん曰く、結構持つとのこと。実際に私も何度も使用して洗濯も5回ほどしましたが、現在も特に劣化はみられません。

プロモンテのアンアクターは、遮光性生地を使用し、タープやシュラフカバーとしても使用可能。ただし600gと重く、ややかさばるのが難点。

野宿で簡易寝袋としても使用するいう方ならありだと思います。

私

ちなみにタープ泊できるような箇所はあまりないです。

❸ レインウェア

ワークマン イージス STRETCH Perfect
ワークマン イージス STRETCH Perfect

現在はゴアテックス等の耐水圧・透湿性のある素材を使用した上下セパレートタイプのレインウェアが主流です。

レインウェアのメリット

・全身濡れない

・上着は防寒着にもなる

・透湿性がある

レインウェアのデメリット

・着るのも脱ぐのも手間がかかる

・なんだかんだで透湿性があろうが普通に蒸れる

・かさばる

・バックパックのショルダーハーネスやサブバッグは濡れる

・透湿性を持たせた故に、長時間の使用だと水が染み出してくる(定期的に手入れをしないと防水性能は劣化する)。

・ゴアテックス製は高価

近年はゴアテックス以外にも耐水圧・透湿性のあるものが各社から販売されています。が、透湿性をもたせることで蒸れにくくはなりましたが、冬以外は結局汗ばんで蒸れます。

なお長時間使用や使用回数をかさねるごとに撥水機能が落ちるため、水が染み込んでくるようなケースも多いと思います。

着脱にやや手間がかかります。基本的にバックパックを下ろさないと上着は着れませんし、アウトドアメーカー以外のものは裾にジッパーがなく靴を脱がないとパンツが履けないものも多いです。

そのため朝から雨が降っている場合は良いですが、急に雨が降ってきた際にやや面倒。また雨が止んだ際にも脱ぐのが面倒。

ただし全身をカバーできる点が大きな特徴と言えます。

※ちなみにワークマンのSTRETCH Perfectは、数時間で染み出してきて丸1日は持たないのでオススメはしません。

ミズノ独自の透湿防水素材『ベルグテックEX』を使用したストームセイバは6代目。口コミ評価も高いです。メンズMサイズで550g

ゴアテックス製だとプロモンテが一番安価(他社メーカーの場合、上下で35000円〜)。メンズLサイズで590g

❹ 合羽

レインウェアと違って透湿性のあまりない雨具のことを便宜上カッパとします。

合羽のメリット

・安い

・全身濡れない

合羽のデメリット

・着るのも脱ぐのも手間がかかる

・蒸れる

・重く、かさばる

・バックパックのショルダーハーネスやサブバッグは濡れる

最近のものは気休め程度の透湿性が備わっているものもあるようですが、おそらくほとんど効果は感じられないと思います。一応、この手の製品は内側にメッシュが付いていて多少の蒸れ対策が施されているものもあります。

金を出来るだけかけたくないって方には良いかもしれませんが、個人的にはおすすめしません。

100円ショップの雨具
100円ショップの雨具

週末だけの区切り打ちという方の場合、基本的に雨の予報が出たら遍路に行くのを中止するとは思います。が、念のため雨具を持参したいという方は100円ショップの合羽上下を忍ばせても良いかもしれません。

私

耐久性はほぼなく、めちゃくちゃ蒸れるとは思いますが、1回だけならいけるかも?

雨具には基本ゲイター(スパッツ)が必須!

イスカ ウェザーテックライトスパッツ
イスカ ウェザーテックライトスパッツ

遍路の場合、ハイカットやミドルカットではなく、ローカットのシューズを選択すると思うので、基本ゲイターが必要となります。

ゴアテックス製のような防水のシューズを選択する場合は必須防水シューズだと一度靴の中に入った水はぬけていきません。足裏が水でふやけてブヨブヨになり、下手するとずるっとむけます。

ただし通気性、水捌けの良いシューズ(ランニングシューズ等)を選択し、濡れても構わないという方はゲイターは必要ありません。

なおゲイターは靴を履いたままでも装着することが可能です。

傘やポンチョの場合は、ロングゲイター 。膝下部分の雨を防いでくれます。重さは150g

レインウェアや合羽の場合は、ショートゲイター 。パンツと靴の隙間からの雨を防いでくれます。重さは120g。

なおゲイターに関しては、ゴアテックス製のものもありますが、イスカ独自の耐水圧・透湿性素材『ウェザーテック』で特に問題ないと思います。

終わりに

遍路に行く季節(雨量・気温)、雨具の使用頻度、重量、使い勝手等を踏まえた上で自分に適した雨具を選んでください。

あと、できれば遍路が終わった後も使用する機会のある雨具を選択するのが良いかと思います。

私

ちなみに一番金がかかる上、現実的ではないですが、雨の日は全て休むという選択肢もあります・・・が、運良く週一回しか雨が降らなかった場合でも大体+5万円は旅費がかさみます。

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