【歩き遍路】通し打ち1日目 1〜7番寺

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まさかの初日リタイア?!の巻

バスは6時25分着の予定だったのに、なんと6時に着いてしまった。早い!早すぎる!

私

夜行バスに乗るのは初めてだからよく分からないけど、こういうものなのだろうか・・・。

寝ぼけ眼で出発準備をし、慌ただしく下車。徳島県に初上陸!

海部観光 Bus Oasis (停留所)

海部観光BusOasis

停留所の1Fには、コインロッカー、ベンチ、券売機(?)のようなもの。

BusOasis のトイレ

なんとトイレ&シャワーも完備(シャワー室も男女別で2つ)。

到着後、シャワーを浴びて身支度することも可能だ。

BusOasis のマッサージチェア

さらに2Fには、長距離移動で疲れた体をほぐすためのマッサージチェアまで備わっていた。せっかくなので、疲労回復コース(14分)を受けることにした。

もちろんバス代金に施設利用料も含まれているのだろうが、それを踏まえても安い。お値段以上といっても差し支えないだろう、ニトリではないが・・・。

マッサージの振動も相まって、海部観光の恐ろしさに打ち震えた。

徳島駅

徳島駅

徳島駅までは停留所から300メートルほどの距離なので、歩いてすぐだ。

停留所でちんたら準備をした後、時間なんてな〜んにも考えずにそのまま来た7時7分の電車に乗ったのだが、どうやら一番の寺に向かう路線の電車は1時間に1本とかそんなもんだったらしい。危ない危ない。

板東駅

板東駅

第一番札所である霊山寺の最寄駅、板東駅に到着。

巡礼者が札を納める所。四国88ヶ所寺のこと。霊場と記されることもある。

同じ車両に乗り合わせていた【東京から遍路に来たご夫婦】としばし雑談しながら歩く。だが、駅から寺までの道のりには案内板がなかったのでちょっと迷ってしまった。

霊山寺への案内板

看板を見つけてホッと一安心。

第1番 霊山寺(りょうぜんじ)

1番霊山寺

この寺の山門には、有名な“ お遍路さんをしたマネキン ”があるはずなのだが、なぜか見当たらなかった。メンテナンス中だろうか・・・。

まずは必要な道具を揃えるために霊山寺の売店へ。だが霊山寺の売店にはなぜかサイズの小さい納経帳が見当たらなかった。メンテナ・・・ではないな。

端的に言うと、御朱印帳ごしゅいんちょうの別名。

聞こうにも他の新人遍路が店のおばさんとずーっと話しこんでて間に割ってはいれそうもない。もうかれこれ10分以上は話している。店のおばさんを独占され困ってしまったが、しょうがないので(面倒臭いので)サイズの大きい納経帳を購入することにした。大きい割に案外軽いので良しとする。

四国遍路作法とお経の意味

ちなみに霊山寺の売店で買い物をすると、フルカラー24ページの冊子を頂ける。正直な所、これをもらうためだけにここの売店で購入したようなものだ。

その後、付近の別の売店に行き、読経帳を購入。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_3278-compressor.jpg です

寺で唱える呪文が書いてあるコンパクトな冊子。般若心経はんにゃしんぎょうも含め、数多くのお経が書いてある。経本きょうほんとも言う。

店主にどの項目を読経したらいいのか聞いてみたら「全部」というまさかの答が返ってきた。

私

え?全部!?本当ですか?

店主
店主

そうだね、一応そういうことになってるね。

私

みんな全部読んでるんですか?普通の人は大体これとこれみたいな感じとかないんですか?

店主
店主

みんながどうとか知らないけど、必要ないことは載ってないからねぇ。

私

えぇ、うそでしょ!なんで知らないんだよ・・・

私がそう思ってしまうのは無理もないことなのである。なぜなら読経帳に書いてある呪文の数はめちゃくちゃ多いからだ。なんとその数、16種!これを全部読経するとなるとものすごく時間がかかってしまうはず。

確か事前に調べた結果、必ずしも全てを読経する必要はなかったはずなのだが、具体的にどれだったかは覚えていない。うーん、困った。

とりあえず般若心経も含め、なんとなく読んだ方が良さそうなものをテキトーに選んで読経した。

空はあいにくの曇り空。でも涼しくて歩きやすい。

アイスコールドコカコーラ

朝ごはんを食べていないことに気づきコンビニへ。

一部店舗のみ限定のアイスコールド コカ・コーラを発見!飲みたい気持ちもあったが、あいにくこんなの飲むような天気じゃない。

第2番 極楽寺(ごくらくじ)

2番極楽寺

あっという間に次の寺に到着。

ここで【通し打ち2回目の遍路経験者のご夫婦】に会ってお経について教えてもらう。

❶開経偈
❷般若心経
❸光明真言
❹大師法号
❺回向文
❻御本尊御真言

どうやらこれくらい押さえとけば大丈夫らしい。よかった、よかった、助かった。

マントラの数が、6/16になった!

ようやく車が行き交う大通りを外れる。

遍路道の案内板は各所にある為、初心者でも迷わず進める。

第3番 金泉寺(こんせんじ)

3番金泉寺

雨が降り始め、慌てて雨具を用意する。初日から雨が降るとはついていない。

また寺では、細かい小銭がないことに気づき、唇を噛み締めながら100円玉のお賽銭を投入した。

遍路初日のお賽銭事情について

初日は、仮に7番までまわることになると14回も賽銭を投げることになるため、小銭は多めに用意しておいた方が良い。
7(寺の数)×2(本堂と大師堂)=14

黄金地蔵尊

境内けいだいにある黄金地蔵尊。この井戸を覗き込み、自分の姿がはっきり映れば長寿、ぼやけていれば短命という言い伝えがあるらしい

・・・が、まぁ、普通に映った。そりゃそうだろ。もしぼやけて見えてしまったという人がいるのであれば悲観するよりも、眼科に行った方がいい。

ビールの自販機
懐かしいビールの自動販売機

もちろん稼働はしてないが、こんなものが未だにあることに驚く。

この通りはちょっとした商店街なのだが、ものすごく昭和の景色!まるでタイムスリップでもしたような感覚におちいる。

第3番半 理髪山理容流行寺

第3番半理髪山理容流行寺

男人 決意の丸坊主

女人 覚悟の丸坊主

やってみませんか・・・・ときたもんだ。

女性で坊主なんかにしている人は、尼さん、プロレスラー、ファッションモデルくらいのものだろう。文字どおり相当な覚悟が必要だと思うが、今までにやってみたという人が実際にどのくらいいたのかがちょっと気になる。

散髪ハウス古川
このポスターのお店は『散髪ハウス古川』

ここで小銭に崩すため、本来の遍路コースを外れ、商店のありそうな大通りへ。

すると「こっちは遠回りだよ〜」と地元のおじさんが声をかけてくれた。親切なおじさんである。

ついでに話を伺った所、最近は外国のお遍路さんが非常に多いとのこと。特にオーストラリアが多いとかなんとか。で、このおじさん、そんな海外旅行者の道案内ついでにちょっと変な日本語を教えたりしているらしい。どうやら愉快なおじさんでもあるようだ。

昼食

コーヒーとトンカツの店で昼食。レトロでハイカラという言葉がしっくりくる店だ。

とんかつ

カレーじゃないのに漬物が福神漬けってのはなんだか新鮮。この辺りでは普通なのだろうか。

店主は客が引けたら客席でタバコを吸いながら新聞を読んだりするなど、なんともゆるい感じだったので、非常に居心地が良かった。

ここで遍路初のお接待を頂いた。(袋に入った氷砂糖)

腹も膨れたので、大通り沿いを歩く。

左に目を向ければ、開放感のある田園風景が広がる。

バラエティーハウスMiki

バラエティーハウスMikiなる店を発見。

もう廃業しているようだが、昔はバラエティに富んだ商品を扱っていたと思われる・・・が、具体的なイメージがさっぱり湧かない。一体どんなものを取り扱うお店だったんだろう。ただの雑貨屋だったりして。

青柿と毛虫

まだ柿も毛虫も青いようだ。

私

4番札所の大日寺はまだなのだろうか・・・。

遍路の道しるべ

どうやらあと500mらしい。

このような道しるべもあるので、初心者でも迷わず進める・・・今の所は。

第4番 大日寺(だいにちじ)

境内で、先ほどの東京ご夫妻と会話。

彼らは30分ほど雨宿りしていたにも関わらず、私が現れないので、道に迷ったのではないかと心配してくれていたそうだ。優しいご夫婦である。

杖の無人お接待所。

第5番 地蔵寺(じぞうじ)

東京ご夫妻とは、電車に加え、1、2、3、4番の寺でも会って話したし、大体ペースが同じようなので、お願いして一緒に廻らせてもらうことになった。理由は、とても感じの良い夫婦だからだ。

ご夫婦の今回の遍路は、休日を利用した区切り打ちで計2日間の予定らしい。2人共散歩好きで日本各所を色々歩き回ってるそうだ。

先ほどお接待を受けた話をした所、案の定「納め札を渡した方がよい」と助言された。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_3277-compressor.jpg です

寺に納める札のこと。お接待を頂いた方にお礼の意味も込めて渡す風習がある。またお遍路さん同士で名刺交換のようなものに使われることもある。

「頂いた納め札を後生大事に貯めてる人もいるみたいよ。大きな壺に貯めてる人の映像をTVで見たことあるけど」と奥さん。

実は納め札を渡した方が良いということは理解していたが、初めてということもあり躊躇ちゅうちょして渡せなかったのだ。次からお接待を受けたら必ず渡すことにしよう。

しかしこのご夫婦は予想以上に健脚だった。思っていたよりもペースが早い。

第6番 安楽寺(あんらくじ)

6番安楽寺

困ったことに、この辺りで膝に痛みが出始める。

その後、遍路2回目のご夫妻とも合流。こちらのご夫婦は歩くスピードは遅いのだが、経験者ゆえ、寺での工程が早いのだ。こちらのご夫婦も私に会わないので道に迷ったのではないかと心配してくださっていた。

遍路に来るご夫婦は、基本的に優しい人が多いのかもしれない。

『遍路2回目ご夫妻』と『東京ご夫妻』のご主人。

第7番 十楽寺(じゅうらくじ)

7番十楽寺

時刻は、16時15分。ここでようやく1日目の行程が終了。

最初は勝手が分からないということもあるのだが、寺での工程にやたら時間がかかってしまうことが現状の課題だ。

あと右膝が悲鳴をあげている。もうこれ以上歩けないくらいヤバい・・・。

今日のお宿 十楽寺宿坊

十楽寺宿坊

宿坊だけど、部屋はカードキーでまんまビジネスホテルのような感じだ。

寺が経営している宿泊施設のこと。

なお宿坊に泊まるとお勤めというものがある。普段は朝6時頃行われるそうなのだが、この日は朝ではなく夕方17時半からとのこと。でもヘロヘロのピーなので私は不参加。

般若心経を坊さんと共に読経後、ありがたいお話を聞ける宿坊の催し。30分程度のもので、参加は自由。

十楽寺宿坊の夕食

やたらと柑橘類の多い夕食。なんと味噌汁にもすだちが入っていた。

1日目のまとめ

歩数計
電車代260円
納経帳代2352円(霊山寺の納経代込み)
読経帳代350円
朝食代522円
昼食代750円
おやつ代108円
納経代1800円(300×6)
宿代8000円
洗濯代200円
飲み物代130円
合計14472円

初日は道具を揃えたり、寺の数も多かったために、随分金がかかってしまった。ちなみに宿代もここは少し高めだ。

遍路1日当たりにかかる費用について

通常は、1日平均8500円くらい(宿代は2食付きで平均6500円)。

しかしそんなことよりも今は足痛が問題である。無理をしすぎたのか膝の痛みが尋常じゃなく、まともに歩くことすら出来ない。これは弱った。

家庭の事情で急遽2週間前に決まり、ろくすっぽ練習せずに四国にきたことが原因だろう。だがまさか初日で遍路を断念せざるをえない状況になるとは思わなかった・・・。

でも寝たら治る可能性もあるので、そのことについてはまた明日考えよう。

歩数31769 歩
距離約 18 km
いざ四国の巻

痛いの痛いの飛んでかないの巻

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