PR

【歩き遍路】通し打ち5日目 13〜17番寺

記事内に広告が含まれています。

急遽予定を変更!

明日、明後日が雨の予報ということで、11番、12番の寺はすっ飛ばして先に進むことに決めた。というのも、民宿富士のご主人曰く、12番のある焼山寺山はかなり厳しい山のため、雨が降ると皆登らないらしいのだ。

ご主人に車で送ってもらい、13番寺から遍路を再開。

お接待のお礼に納め札を渡すの巻

第13番 大日寺(だいにちじ)

大日寺

足が治ったわけではないが、とりあえずなんとかなりそうだ。というより、遍路を続けるのであれば歩きながら治すという選択肢しかないからしょうがない。

今日は快晴なのでとても暑い。でも気持ちの良い天気だ。

綺麗な川。そしてのどかな風景。

ちょっと変わった積み方の石垣。

この辺りはとてもの〜んびりした地域だ。ほんわかぱっぱって感じ。

遍路道沿いの民家に置かれていた石碑。

おそらくお遍路さんに向けたものでもあるので、これもある意味お接待といえるだろう。

第14番 常楽寺(じょうらくじ)

常楽寺

納経所のおばさんにってもらった。「大変ですね」と。

私

うーん・・・

ちょっと前に道端で会ったおばさんにも「歩き遍路さんには頭があがりません」と言われたのだが、地元の人にとってはそういう感覚なのだろうか。ちょっと不思議。

第15番 國分寺(こくぶんじ)

第15番國分寺

この寺は改装中だった。

誰もいなくなった境内の杖置きに、木の枝が2本入ってたので1本拝借

ちょっと長めの木で、およそ145〜150cm。金剛杖より長い。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は waif-compressor.jpg です

巡礼用の木製の杖で、遍路三種の神器の1つ。 長さは130cm。

弘法大師の化身のような役割を持つらしく、扱いが面倒臭い。また橋の上では杖を突いてはいけないという決まりもある。昔は行き倒れのお遍路さんの墓標がわりにも使用されたそうだが、現代ではそんな用途で使う人はいない。

ちょうど杖が欲しいと思ってたので、ラッキーである。脳内BGMで、中山美穂の『ツイてるねノッてるね』が流れた。

第16番 観音寺(かんのんじ)

観音寺

納経所のおばさんによると、11・12番の寺を飛ばしてくる人は割といるそうだ。またおばさんは、他にもこの後の予定など色々と気にかけてくれた。

 

寺を出た後、道沿いのたこ焼き屋の前で食うか食わんか悩んでいたら、車のお接待のお誘いを受けた。どうやら納経所のおばさんとの会話で私が足を痛めてると知り、声をかけてくれたらしい。納経所で私の後ろに並んでいたおばさんだったのだが、ひょっとしたら「お待たせしてすみません」の一言が効いたのかもしれない。

もちろん断る理由もないので、お接待してもらうことにした。

第17番 井戸寺(いどじ)

井戸寺

お接待(車)を受け、初めて納め札を渡した。でも作法が分からない上、納め札を渡している人自体をまだ見たことがなかったので、やや半信半疑で・・・。

「え、なにこれ?」という言葉もなく、受け取ってくれたので、安心した。都市伝説の類ではなく、確かにこの風習は存在するようだ。(当たり前だバカ)

車のお接待をしてくれたご夫婦は、四国の方らしく、車で何回か廻っているのだそう。おばさん曰く、「暇つぶしというか、娯楽というか・・・まぁ、色んな人とも会えるし、楽しいこともあるよ」とのこと。

コンビニで昼食を購入。時間が惜しいので、食事は歩きながら済ませることに。

すっかりぬるくなってしまったポカリスウェットを飲んで思い出した。

ぬるいポカリは “ 遠足の味 ” がする。

すごい景色だ。なんというか・・・空間の奥行きが凄い!

ここから徳島の中心街へ向かう。

有閑ゆうかんマダム風のおばさまに飴のお接待を頂いたが、とっさのことで納め札を渡すことが出来なかった。納め札を渡すのはなかなかムズカシイ。スッと渡せない理由は、まだ習慣になってないからだろう。

街っぽさが徐々に出て来た。

上下逆にした杖

な〜んか手が痛いと思ったら、親指に肉刺ができていた。

この杖は節くれがやたらと多いので、ひっくり返して逆さに使うことにする。

こんな景色でも・・・

横を向けば山である。なんかスゲー、と思ってしまう・・・のは、私が関東平野で育ったため、こういう景色に馴染みが無いからだろう。多分。

ここはばねを取り扱ってる店・・・だと思われる。

この辺りは人通りが多い為、挨拶に関してははしてくれた人に返すくらいで良さそうだ。

遍路での挨拶について

お遍路さんは、道で会う人には挨拶をする風習というか、決まりというか、暗黙の了解?というか、マナーがある。おそらくこれは山と同じ理由(安否確認系)だろう。

迷ったので道行くお姉さんに尋ねたところ、またもY字路を間違えてしまったことが判明。無駄に遠回りをしてしまった・・・。

今日のお宿 アルファホテル徳島

アルファホテル徳島

当日飛び込み。東横イン等2件断られ、このビジネスホテルへ。

アルファホテル徳島の部屋
シングルルーム

ちなみにこのホテルの横にはあの瀬戸内寂聴せとうちじゃくちょうの店がある。この辺りの寺には杖や笠などは売ってないらしいので、買いそびれた法具があればここで買うと良いそうだ(民宿富士のご主人談)。

 

今日は遍路始まって以来のほぼ一人歩き。お遍路さん自体も少なかったし、絡むこともあまり無かった。でもこの地域の人達は皆親切で、寺でちょっと迷った時も、聞く前に声をかけて教えてくれた。ありがたい話だ。この辺りはまだよちよち歩きのへっぽこお遍路さんが多いことがその理由かもしれない。

明日は20Km以上歩く行程なので少々不安だが、朝早く出発すれば多分なんとかなる・・・予定だ。

歩数23692 歩
距離約 15 km
とんかつが痛いの巻

初の20km越えの巻

タイトルとURLをコピーしました