
靴選びの注意点

ワイズ(足幅) | D | E | 2E | 3E | 4E |
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細め | やや細め | 普通 | やや広め | 広め |
海外メーカーは欧米人寄りのワイズが狭めのものが多く、国内メーカーは日本人に合わせた幅が広いものが多いです。
ただし世界的に有名なメーカーに関しては、日本で売る製品はアジアンサイズで展開しています。
なお同じワイズ表記でもメーカー・ブランドによってワイズは多少異なります。
例えば『ゲルカヤノ 28』の場合、28世代目のモデルということです。
ただその年のモデルという意味で『西暦の下二桁を冠したモデル』や『モデルチェンジしても数字をつけてないモデル』もあります。そのあたりはブランドやメーカーにより異なります。
どのメーカーでもNEWモデルが出ると旧モデルは安くなります。場合によっては定価の半額以下で売られることもあるので型落ち品は狙い目といえます。
ただしNEWモデルは前作の不具合が改善されている場合もあるので、ケースバイケース。
HOKA ONE ONE

ホカオネオネは、2009年フランス発祥の元祖厚底シューズのブランド。
クッション性と軽量性を両立した独自のスタイルで、ウルトラマラソンや100マイルレースなどでの愛好者が多い。
BONDI 7(ボンダイ)
ホカオネオネのランニングシューズで、一番クッション性能の高いランニングシューズ。
極厚ミッドソールのためやや安定性にかけるように見えるが、靴底に向かってややハの字型の末広がりな構造になっているため問題なし(足跡はでかくなります)。
ワイズは、『レギュラー(およそD)』と『ワイド(およそ2E)』。
STINSON ATR 6(スティンソンATR)
ホカオネオネのトレイルランニングシューズの中で、一番クッション性能の高いモデル。
ワイズは『レギュラー(およそD)』のみ。
KAHA LOW GTX(カハ)
ホカオネオネのトレッキングシューズで、KAHAというモデルのローカットタイプ。
アッパーは、ゴアテックス。アウトソールは、ビブラム社のソールが搭載(通称ビブラムソール)。
ワイズは『レギュラー(およそD)』のみ。
adidas

アディダスは、世界的に有名なドイツの総合スポーツメーカー。
この記事は2022年の春に更新しましたが、現在歩き遍路に適したアディダスのシューズはちょっとないですね。
ランニングシューズだと、クッション性と反発性に定評のあるミッドソールの『BOOST』シリーズはかかとのフィット感がかなり弱いですし、アディダスのアウトドアラインのブランド『 TERREX』のシューズもラインナップが微妙。
New Balance

元々は矯正靴から始まったアメリカのメーカーで、履き心地に定評あり。定期的に復刻されているイギリス・アメリカ製のものは高価ですが、アジア製のものは普通の価格です。
元々矯正靴メーカーということもあってか、海外メーカーなのにワイズのバリエーションが豊富なのが特徴。
MW880
ある程度の通気性を兼ね備えたウォーキングシューズ。こちらはカジュアルな服装にも合わせやすいシューズです。
ワイズは『2E』と『4E』。
NW880はゴアテックスのモデルもあるのですが、見てわかる通り爪先部、側面、かかと部等、全体的に縫い目だらけのため、あまり防水性能は高くないようです。そのため個人的にはゴアテックスのモデルの方はおすすめはしません。
MW1800
こちらもある程度の通気性を兼ね備えたハイスペックウォーキングシューズ。ミッドソールは、ソフトで快適な乗り心地をコンセプトに開発されたFRESH FOAMを搭載。
一部例外はありますが、ニューバランスはモデル名の数字が大きいほど性能が高いモデルとなります。
ワイズは『2E』と『4E』。
MIZUNO

日本が誇る総合スポーツメーカー。
WAVE RIDER 25(ウエーブライダー)
ミズノのランニングシューズのフラッグシップモデル(象徴的な製品)。
ミズノ史上最高の高反発素材『MIZUNO ENERZY』と、高い衝撃吸収且つ左右のブレを防ぐ『パラレルウエーブ』をかかとに搭載したランニングシューズ。
ワイズは『2E』と『4E』。
ME-05 GTX
ゴアテックス製でMIZUNO ENERZY搭載のウォーキングシューズ。
ゴアテックスのシューズにしては珍しく白色もあります。全身白装束でキメたいという方には良いかもしれません。
ワイズは、『3E』。
ウエーブガゼル 2
アウトドアウォーキングシューズというもので、要は未舗装路にも対応したウォーキングシューズといった感じでしょうか。そう考えると、遍路向きなシューズかもしれません。こちらもゴアテックス製なので、防水です。
ワイズは、『3E』。
asics

日本が誇る総合スポーツメーカー。
GEL-KAYANO 28(ゲルカヤノ)
アシックスのランニングシューズのフラッグシップモデル。
ふかふかした履き心地のランニングシューズで、かかと部にゲルが搭載されているのが特徴。
以前は小指球付近にもゲルが内臓されていたのですが、現行モデルではなくなったようです。
ワイズは、『E』、『2E』、『4E』。
GEL-NIMBUS 24(ゲルニンバス)
ふかふかした履き心地のランニングシューズ。かかと部全体にゲルが内臓されていて、アシックスで一番クッション性能が高いモデル。
こちらも以前は小指球付近にもゲルが内臓されていたのですが、現行モデルではなくなったようです。
ワイズは『2E』、『4E』。
フィールドウォーカー
低山ハイキングや不整地用途のライトハイキングシューズ。
かかと部には衝撃緩衝材GEL&tradeを搭載。また中足部から爪先部にまで配置されている大型樹脂プレートがバネのような反発力を生み、長時間歩行をサポート。ゴアテックスなので雨でも大丈夫。靴底の凹凸もやや控えめなので、タウンユースとしても使用できるモデルです。
ワイズは『3E』。
サロモン

フランスのブランド。洗練されたデザインで、トレイルランニングシューズの人気が高い。
ULTRA GLIDE(ウルトラ グライド)
トレイルランニングシューズで、1番クッション性能が高いモデル。
アウトソールは混合路面対応型なので、一応、不整地でもアスファルトでもどちらもOKというタイプです。
『Quicklace』というドローコードタイプの独自のシューレースシステムが搭載されているので、歩行中紐が解ける心配はありません。
ワイズは、4段階あるうちの『スタンダード』とのことなのでおそらく『E』。

なおクイックレースは単品でも販売しているので、好きな靴に取り付けることも可能です。
XA COLLIDER 2 Gore-TEX(エックスエー コリダー )
ゴアテックス製のトレイルランニング兼ハイキングシューズであり、中間のようなモデル。
つま先部に簡易プロテクターのようなものが備わっており、保護性能が高いのが特徴。
ワイズは、スタンダードなので、おそらく『E』。
MERRELL

アメリカのアウトドアシューズメーカー。タウンユースから登山靴まで幅広く展開している。
Chameleon 8 Storm(カメレオン 8 ストーム)
日本でも非常に人気の高いゴアテックス製ハイキングシューズであり、ウォーキングシューズの『ジャングルモック』と同様、メレルの定番モデル。
アウトソールは、ビブラムソールを搭載。なお8から濡れた岩場でもグリップが効くと好評。また履き心地に関しても評価が高いロングセラーモデルです。
ワイズは『2E』。
HI-TEC

イギリス生まれのメーカー・・・らしいが、詳細は不明。moonstarの傘下?それとも代理店?
AORAKI WP(アオラギ)
安価なハイキングシューズ。「DRI-HI Light」という透湿防水機能が備わっている。
ランニングシューズを使用している区切り打ちの方で、『山のある部分だけハイキングシューズを履きたい!でもあんま金使いたくない!』って方だけにおすすめ。
ON

2010年に生まれたスイスのブランド。
クッション性と衝撃保護に優れたハニカム構造のテクノロジー『CloudTec』が特徴。
Cloudventure(クラウドベンチャー)
クラウドテック搭載のトレランシューズ。
防水加工はなし(ちなみにonは防水加工モデルはあるが、ゴアテックス製のモデルはありません)。
ワイズは多分D。
Cloudstratus(クラウドストラトス)
クラウドテックの2層構造になっていて、onで一番クッション性に優れたランニングシューズ。
旧モデルはかかと部分のみでしたが、NEWモデルからソール全体が2層構造に進化しました。
ワイズは多分D。
BROOKS

1914年創業。バレエシューズや野球のスパイク等を手掛けた後、70年代からのランニングシューズ市場に参入。革新的なシューズを次々と生み出し、現在はランニングシューズ専門ブランドとなりました。
日本では知名度が低いが、米国シェアNO1。
Ghost 14(ゴースト)
ブルックスのフラッグシップモデル。
ブルックス史上最も柔らかいミッドソール『DNA LOFT』を搭載。
ワイズは、『D』、『2E』、『4E』。
なお『ゴースト』はゴアテックスモデルも出ています。こちらが唯一のゴアテックス製ランニングシューズとなります。
結局どれを選んだら良いの?

歩き遍路には絶対これ!といえるものはないので、デザインも含め、なんとなく自分が気に入ったものを選べば良いと思います。