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【歩き遍路】通し打ち3日目 

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なんか窓の外が賑々にぎにぎしいと思いのぞいてみたら、運動会が行われていた。

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遍路には色んな人が来るの巻

足の具合が悪いので、遍路を休むことにした。

本日は民宿富士のご主人に車を出してもらい、薬局にサポーターと塗り薬を買いに行ったりしたぐらいなもので、あとは基本、部屋でゴロゴロ。

ご主人からは遍路は一人で歩くものだと助言を受けた。

「状況によっては連れ立って一緒に歩くこともあるだろうけど、そういう場合でも自分より速い人にはついていかないように」とも。特に区切り打ちの人は、限られた期間で計画通りに廻るためハイペースな人が多いそうだ。

なるほど。いや、それ先に言ってよ〜!って感じだ。(先に言えるわけがないけども)

ただ私が東京ご夫妻にお願いして一緒に歩いてもらったのは、感じが良い以外にも訳がある。実は私はヒモ(主夫的)を経由しての在宅ワーカーなので、6〜7年程ろくに人と接していないのである。そのためコミュニケーションのリハビリも兼ねて遍路に来ているのだ。

とはいえ、まさかそれが裏目に出るとは思わなかった。次から気をつけよう。

 

ついでにご主人に相部屋の人が出発前になにか言ってたかと聞いたら、「寝言を言ってたらしいぞ」という驚きの返答。

私

しまった!自分が寝言を言う(らしい)ってのをすっかり忘れていた!

大阪の青年(昨日の相部屋の相手)の話

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_01502.jpg です

遍路最終日前の宿泊だった【大阪の青年】

彼は元ニート(ひきこもり)。『毒親』、『一人っ子』、そして『不登校』とニートになる環境は整っていたらしく、高校卒業後6年ほどニートをしていた。しかしふと思い立ち、自分を変えるために行動を起こす。まずなまった体を鍛えようとあえてキツイ肉体労働を始め、その後、対人関係が苦手ということで接客業を選択。その働いた金で今回四国遍路に来たらしい。

立派である。なぜなら私も彼と同じような環境で育ったら、間違いなくニートになっているはずだが、そこから這い上がれるかと問われれば、正直、自信がないからだ。

彼曰く、遍路をしに来たのは『修行』のためだそうだ。自分に必要なもの足りないものを理解した上でなんとか克服しようとする。その行為ってのが、修行なんだろう・・・おそらく。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は IMG_01942-compressor.jpg です
大阪の青年の足の裏

肉刺まめが出来ては潰れを繰り返し、こんなんなったらしい。遍路の厳しさががうかがえる足裏だ。

彼に、遍路中誰かに言われた言葉で特に心に残ったものはあるか?と尋ねた所、あるおばちゃんに言われた「ご縁があるのはあなたが素直だからよ」という言葉がとても印象に残っていると教えてくれた。これは素直な心がないと縁自体に気づくことができないというような意味らしい。

私

なるほど。

 

実は今回の宿は大阪の青年の方が先に予約をしていたので、彼が相部屋を受け入れてくれなかったらここに泊まることができなかった。そのため、朝、彼が出発する際、そのことに対し、寝っ転がったまま寝ぼけ眼でお礼を伝えた。(かなり失礼だが眠いもんは眠い)

今日の宿 引き続き民宿富士

民宿富士の憩いの場
民宿富士の憩いの場

今日は夕方に75歳のおじさんがやってきた。

このおじさん、どうやら四国に来てから2日間飯も食わず、寺の境内をウロウロしていた所を保護されたらしい(住職が見つけて、送迎ありのこちらの宿に連絡)。

私

う〜む、四国遍路には色んな人が来るようだ。

歩数0 歩
距離約 0 km
痛いの痛いの飛んでかないの巻

とんかつが痛いの巻

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