歩き遍路に適したパンツをざっくり4種類ご紹介します。
遍路用途でのおすすめパンツ4選
❶ 白装束
全身白でキメたい!という方は巡礼用の白いパンツでしょう。
ただし屋内野外問わず色んな所に座るため、お尻が汚れやすい所がデメリット。正直お尻に限った話ではなく全体的に汚れやすいので、特にこだわりのある方以外にはあまりおすすめはしません。
近年だとジャージ素材が主流のようですが割とダボっとしているので、案外祭り用の股引の方が裾がばたつかず歩きやすそうだと個人的には思います。
ジャージ素材のものは、ポリエステル100%。
祭り用股引の場合、主な素材は綿。そして伸縮性を持たせるため、ウレタンが数%入っています。
❷ 短パン
バスケ、サッカー、テニス等スポーツのユニフォームといえば、基本短パン。特に競歩やマラソンなど陸上競技に特化したユニフォームは競技に適した短めのパンツとなります。
これは足の動きを妨げず、且つ通気性も良いことが理由でしょう。
というわけで、私はジョギングパンツ(短パン)を選択しました。
競技用だとさすがに短すぎるし、膝丈(9インチ)だと歩いていても若干裾のばたつきが気になるので、個人的には太腿の中間の丈(5インチ、もしくは7インチ)がオススメです。
なお短パンの場合、すね毛等の見た目の問題もあり、基本的にはサポートタイツとセットで使用することになると思います。なお年配の方でも短パン+サポートタイツを使用している方は数人見かけました。が、やはり若干抵抗があるのか皆膝丈の短パンを履いていらっしゃいましたね。
ランニングパンツの素材は、基本ポリエステル100%。汗をかいても快適です。
実は私の場合、元々パタゴニアのバギーズショーツを購入する予定だったのですが、秋だったので売り切れていて買えませんでした。
内部にはサポーターもついていて水着にもなります。
ランニングやアウトドア用途、水着、普段着としても使える汎用性の高いショーツなので、水着を持ってない方や強度のある短パンをお探しの方に限りバギーズショーツがオススメです。
素材はナイロン100%(摩耗に強いサプレックス素材)。撥水加工あり。カラーバリエーションも豊富です。
※ なおパタゴニア製品はものにもよりますが、バギーズショーツに関してはもろUSサイズなので、ワンサイズ小さいものを選んでください。
❸トレッキングパンツ
いわゆる登山用途のパンツ。
60才以上の年配の方などは登山を趣味にされていることも多く、こちらのパンツを履いている方が非常に多かったです。
遍路のために購入したというよりも、元々トレッキングパンツを持っている方が多いのだと思います。そのため、CW-Xのサポートタイツと併用している方も割といました。
なお遍路は山のような高所はごく一部で、ほとんどが平地ため、春や秋でも出来れば夏用トレッキングパンツの方が良いかと思います。
ただし今後登山でも使用したいというのであれば春秋用でも可。ちょっと暑いとは思いますけども。
トレッキングパンツの素材は、主にナイロン。伸縮性を持たせるため、ウレタンが数%入っています。また撥水加工がしてあるものが多いです。
▶︎ 夏用
▶︎ 春秋用(太腿部分にベンチレーションシステム内臓)
❹トレーニングパンツ
いわゆるジャージです。
出来ればストレート形状のものではなく、テーパード形状(スリムフィットタイプ)が良いでしょう。特にサッカー用途やランニング用途のジャージは裾が細くばたつかないようになっているのでオススメです。
ジャージの素材は、ポリエステル100%。
▶︎ サッカー用
▶︎ ランニング用
個人的には、パンツだけでなく、遍路の服装はトラックスーツ(ジャージ上下のこと)でも問題ないんじゃないかな〜と思います。通気性も良いですし。
実際の歩きお遍路さんはどんなパンツを履いてるの?
私が実際に見た歩き遍路のパンツは大体こんな感じです。
パンツの種類 | 比率 |
---|---|
白装束 | 1 |
短パン | 1 |
トレッキングパンツ | 6 |
トレーニングパンツ | 1 |
その他 | 1 |
年配の方が多いのでトレッキングパンツが圧倒的に多かったです。
その他はジーンズなのですが、履いていた方は20代の若い方や十回以上回っているベテランの方だったので、遍路初心者にはそういったパンツはあまりお勧めはできません。丈夫ではありますが、洗濯後乾きにくいですし、重く、汗をかいた際に不快に感じるからです。
やはり遍路では化繊のパンツをお勧めします。
終わりに
運動に適したパンツをあなたが持っていれば、それをそのまま履いていけばOK。
もし無い場合は紹介したパンツの中で、遍路が終わった後でも使用する用途のパンツを購入するのが良いと思います。