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遍路に手ぬぐいを持参することを勧める理由について

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てぬぐい

遍路の際、なるべく荷物を少なくしたいという方には、一石四鳥にもなる手ぬぐいを持参することをオススメします。

てぬぐいの役割について

① 手拭き・汗拭き

手を洗った際の手拭きや、汗拭きとして活用出来ます。

手水舎の手拭き

ちなみに手水舎にタオル等を置いている寺も多いのですが、残念ながらこれらを使うのはオススメできません。この手のタオルは全て臭いからです。

おそらく定期的に参拝客が訪れ、常に生乾き状態になっている為、雑菌が繁殖してしまうことが理由だと思われます。

私

もし使うのであれば、匂いを嗅いでから使用してください。

私の場合、手ぬぐいはショルダーハーネスのフックにくくりつけて使用しました。

この位置なら歩行の邪魔にもならず、ひたいの汗も(取り外すことなく)そのまま拭うことが出来ます。

② 帽子

頭に巻いて帽子代わりに使用することも可能です。

私の場合、被ってると蒸れるし暑いということが理由で最初の数日でやめてしまいましたが、寝癖がついてしまった際にも役に立ちます。

ちなみに菅笠を使用する方の場合、ささくれがチクチクするので手ぬぐいを被ってる方は多かったです。その際の巻き方については、おそらく『剣道の巻き方』で問題ないと思います。

通常タイプ

帽子タイプ

③ ボディタオル

遍路宿には体を洗う用途のボディタオルは置いてない為、持参する必要があるのですが、手ぬぐいはボディタオルとしても使用することができます。

手ぶらで銭湯に行ったことがある方などはタオルで代用したという経験があると思いますが、手ぬぐいは普通の棉タオルに比べ、かなり優秀なボディタオルとなります。

もし手拭いを持っていかない場合ボディタオルを持参する必要があります。

④ マスク & マフラー

口元に巻けば簡易マスク、寒くなったらマフラーのように首に巻き防寒具にすることもできます。

なぜタオルではなく手ぬぐいなのか?

上記で述べたことは、もちろんタオルでも代用可能なのですが、私の場合は、単純に消去法で手ぬぐいを選びました。

価格乾き①手・汗拭き②帽子③ボディタオル④マスク&マフラー
手ぬぐい安い早い
棉タオル安い遅い
化繊タオル高い早い

また手ぬぐいと他のタオルとの最大の違いは、長さを自由に決めることが出来ること。

普通のタオルは85cm、普通の手ぬぐいは90cmなのですが、『さらし』から手ぬぐいを自作(ハサミで切るだけ)することで自分の好きな長さにすることが可能です。

もし単純に頭に巻き、後ろでキュッと結びたいという方は、通常の手ぬぐいだとやや長さが足りません。そのためサラシから好きな長さの手ぬぐいを作るというのがオススメです。

私

私はちょっと長めの120cmに切って使用しました。

頭に巻いてキュッとしばる場合は、100cmくらいはないとややきびしいですね。

(※ 棉製品は洗濯すると若干縮みます)

手ぬぐいのほつれ

なおさらしから作った手ぬぐいの両端は切りっぱなしのため徐々にほつれていきます(45日で毎日洗濯しても1cm程度)。

終わりに

私の場合は、『手拭き・汗拭き用』と『頭用』の2枚の手ぬぐいを持参しました。

私

化繊でも綿でもどちらでも良いですが、必要なアイテムなので、1〜2枚は持参した方が良いと思います。

▶︎ 化繊タオル(Sサイズの場合:80cm)

▶︎ 手ぬぐい(90cm)

▶︎ さらし(5m)

 
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