2022年、サンコーのネッククーラーProが、フルモデルチェンジ!よりプロ仕様に特化したモデルに生まれ変わりました。
そんなネッククーラー Pro R4を、レビューします。
ネッククーラーPro R4の仕様
カラーは、ブラックのみ。
内容品
- 本体
- 専用バッテリー
- 落下防止用ストラップ
- USB-Type Cケーブル
- Type Cケーブル-Type Cケーブル
- 説明書
- 六角レンチ(2本)
※ 納品書、もしくはレシートが保証証がわりとなります(保証期間は1年間)。
サイズや重量・コード長について
サイズ | 最小:幅約110 x 高さ約40 x 奥行き約130(mm) 最大:幅約215 x 高さ約40 x 奥行き約210(mm) |
首回り | 37〜50 cm |
重量 | 本体:約300g 専用バッテリー:約155g |
ケーブル長 | USB – Type C:120cm Type C – Type C:10cm |
防水性能IPX5 ・ 頑丈設計 + 追加パーツで防塵性能UPも可能!
IP規格の防塵等級は0〜6の7段階、防水等級は0〜8の9段階。
ネッククーラーPro R4の防水等級は『5』。
具体的には、雨が降っている環境でも使用できるレベルです。
なお防塵機能は元々は備わっていませんが、別売のオプションパーツ『防塵カバー』を付ければ、防塵等級を4にカスタマイズすることも可能となっています。
『Pro』と『Pro R4』の違いは?具体的にどこが変わった?
フォルムや構造・大きさ・重さ・冷却プレートの数・冷却性能・内蔵バッテリー→専用バッテリー・入力端子、落下防止用ストラップ・価格等、どこが変わったかというより、むしろ変わっていない部分の方が少ないくらいです。
その中でも特に大きな違いは、以下の3点です。
● 冷却プレートの数が2枚→4枚へ
●『本体内蔵バッテリー』から、取り外し・交換可能な『専用バッテリー』へ
● モバイルバッテリー使用時は弱モードしか使えなかったが、『強』『ハイパワー』モードの使用も可。
ネッククーラーPro R4の特徴や使ってみた感想
男性向けモデルとしての無骨な機械的なフォルム
まるでガンダムや攻殻機動隊、GANTZをイメージしてしまうようなメカメカしいフォルムは、男心をくすぐるというか好きな人にはたまらないデザインなのではないでしょうか。
もちろんデザイン重視ではなく、より耐久性を持たせたものになっているようです。
とはいえ、やはり重さが少し気になるという方も多いと思います。実際に装着してみた所、やはり他のモデルに比べると明らかに重いと感じました。
そしてそのまま試しに2時間ほどつけたまま出掛けてみましたが・・・特になにも感じませんでした。普通です。どうもこのくらいであれば違和感は最初だけで、気にするほどの重さではないみたいですね。
ただこれはあくまでも外出時での使用した場合で、家の中で使ってたら普通に重いです。
気持ちの問題というか・・・なんなんでしょう?
さすがに女性や子供、年配の方だとちょっと気になるという方は多いとは思うので、そういった意味では、完全に男性向けモデルですね。
冷却プレートが2枚から倍の4枚に!
冷却プレートの数が、左右の2枚から4枚に増設され、肌への接地箇所が増えました。
このような仕様になった理由は、おそらく携帯性を考慮した折りたたみ機能のため(四角形のため収納しやすい)。そしてもう一つの理由は、冷却効果の向上のためでもあると思います。
従来のProモデルでは、後部に接地するパーツはプラスチックでした。
しかしPro R4では、肌への設置面が全て冷却プレートになり、より涼を感じられるよう改良されました。
手元に届くまでは、なぜこんな不思議な形状にしたのかと疑問に思っていたのですが、実際にはめてみて納得!確かにこれは冷えます。
冷却モードは、『弱』・『強』・『ハイパワー』の3種類!
本体後部についているスイッチで、オンオフや・モードを操作。
スイッチにはランプが備わっていて、各モードごとにランプが変化します。
● 専用バッテリー (5800mAh) | ● モバイルバッテリー (10000mAhの場合) | |
---|---|---|
使用時間 | モード | 使用時間 |
4時間 | 弱 (外気温より-4 〜 -9℃) | 7時間15分 |
3時間 | 強 (外気温より-8 〜 -13℃) | 約3時間30分 |
2時間 | ハイパワー (外気温より-10 〜 -15℃) | ー |
説明書には、ハイパワー時のモバイルバッテリー使用時間が記載されていなかったのですが、モバイルバッテリーでもハイパワーモードは使えます(非接触型温度計で確認済み)。
ハイパワーという名の通り、冷却性能は高いです。
冷却プレートの温度を測定。その結果は?
『Slim』と『Evo』を測定した時に『Pro R4』も測定しました。
が、『Slim と Pro R4』の写真は撮り忘れてしまいした・・・。
冷却性能に関しては、Slimは最大-17℃、Pro R4は最大-15℃なので、こんな感じですね。
ただSlimと違って、冷却プレートが4つあるため、涼しさで言えば『Pro R4』の方が上です。
Proモデルが完全コードレスで長時間使用可能なモデルに進化
5800mAh | 3.7V | 21.5Wh |
取り外し可能な専用バッテリーになったことで、複数用意すれば長時間コードレスでの使用が可能になりました。
なおバッテリー本体には、充電中を示したり、電池残量が分かるランプも備わっています。
専用バッテリーの装着方法
❶ 留め金を外し、後ろに引く。
❷ 専用バッテリーを本体上部から斜めに差し込む。
❸ 差し込んだら、留め金を「パチン」と音が鳴るまで戻し、ロックする。
❹ 付属の短いケーブルを用意する。
❺ 本体、専用バッテリー、それぞれの端子に接続。
終わり
▶︎ 専用バッテリー(単品)
一番ネッククーラーが必要な『汗をかいて頑張る男達』に向けた製品
Pro R4は、土木・建設業を筆頭に、ビルの窓の清掃をする高所作業員、フードデリバリーの配達員、電柱の配電工事を行う電気工事士、整備士、測量士、交通誘導員など、屋外での仕事がメインの方向けの業務用モデルなんだと思います。
落下防止用ストラップも付属しているので、落ちる心配は皆無!安全に使えます。
その際、水冷ベストと併用すればさらに良さそうです。
ただPro R4は、屋外の仕事以外でもアイデア次第でいろいろなケースで使えそうです。
コードレスのハイパワーモードでも約2時間も持つので、日常用途として通勤・通学時や、趣味のバイクのツーリング、サバゲー等で使用するのにも良さそうです。
あと意外な使い方でいえば、夜道を歩いていて急に暴漢に襲われた際に、護身用の武器としてメリケンサックの代わりにもなります(なりません)。
ただ実際の所、ちょっとボケたつもりがボケとして成立しないのが、Pro R4の恐ろしい所です。
ネッククーラーPro R4はこんな方におすすめ!
・コードレスのネッククーラーで、長時間強めの冷却効果を得たい方
・屋外での仕事がメインの方
・メカメカしいデザインが好きな方
・頑丈・強固なネッククーラーを探している方
これらに当てはまるという方にはPro R4はオススメです。