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【歩き遍路】通し打ち17日目

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森の巣箱

集落の皆が参加する運動会のため、朝から昼食(お弁当)作りに大忙し。

みんながせかせか働いているのにぼけーっと突っ立ているのもあれなので、私も手伝わせてもらうことに。

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正午のドライブの巻

そのお弁当のおかずの一つであるおでん。

手前に写っているのは大家族で育ったという【長野の青年】

もちろん宿泊客なのだが、終始お手伝いに奔走ほんそうしていた。彼は暇なので運動会に付いて行くんだって。

おでんを積み込む長野の青年

彼は奥様方に「まったく●●●(下の名前)は使えないわねー、もっと考えて行動しなさいよ」みたいなことを言われていた。容赦ない。あまりにも容赦なさすぎて笑ってしまったくらいだ。

しかしこの行為(まるで親戚のような扱いを受けられるところ)が、この宿の魅力で、皆それを味わいたいがために、リピートするのだと思う・・・多分。

ちなみに私も朝出発する予定だったのに、代表のおじさんの「やっぱり朝早く送るのは面倒臭い」という一言で昼頃の出発になってしまった。でも変に気を使われるよりもそういう対応の方がありがたかったりもする。

 

作業が一段落したところで、昨日はいなかったあるおじさんの存在に気づいた。話を聞いてみると月2回ほどここに出張に来ているという整体師の方らしい。

「どこでやってるんですか?」

「上に部屋があるんだよ。よかったらやってく?」

なんと森の巣箱には、専用の整体部屋があった!

10分500円の格安価格でやっているとのことなので、これ幸いと2000円分やってもらっちゃった。やったぜ!

ちなみに整体師の方はみんなが運動会から帰ってくるまで、ここで一人でお留守番だそうだ。うーん、容赦ない。

・・・と言いたいところだが、整体師の人もこの集落でのんびりとした時間を過ごすのが結構好きなのかもしれない。運動会と知りつつも、わざわざこの時間に来たわけだし。

しかし何をして過ごすのだろう。人もいないし素っ裸で集落をうろついたり、奇声を発して転げ回るのだろうか?

私

いいなぁ・・・

遊ゆう安和(道の駅)

昼になり、代表のおじさんに車で送ってもらう。

遊ゆう安和

途中、道の駅に寄り・・・

須崎名物の鍋焼きラーメン

須崎名物の鍋焼きラーメンをご馳走になった。これは須崎のソウルフードなんだって。

宿まで送迎してもらうことになった為、今日は車でプイーン!の日。

代表のおじさんは、運動会には元々出る気は無かったそうだ。これは優しい嘘・・・ではなく、本当にそうらしい。めんどくさいんだと。

なお森の巣箱に来たお遍路さんは、私が2人目とのこと。1人目は、道端で困っているお遍路さんがいたので車で拾って泊めてあげたそうな。これはもちろん無料のお接待である。

実は茶房たにひょう喫茶おとずれでも同じようなエピソードを聞いたのだが、客商売をやっている方ほどそうなのだろうか。人と触れ合う機会が多いほど、人に寄りそう気持ちが強い傾向にあるのかもしれない・・・知らんけど。

 

「来てくれて楽しかった」

到着間際の代表のおじさんのその一言で、肩の荷が下りたような気がした。

そしてあっという間にゲストハウスに到着。車は速い。

ゲストハウス40010(しまんと)のオーナーと、代表のおじさんを激写。

私と代表のおじさん

今回はわりかしまともな顔である。なぜなら雨の日に休んだ際、ホテルの鏡の前で1時間笑顔の練習をしたからだ!

道の駅 あぐり窪川

あぐり窪川

特にやることがないので、夕飯の買い出し込みで道の駅にぶらりと立ち寄る。

あぐり窪川の駐車場

3連休中日なので、激混みだ。とはいえ、みんな何しにここに来てるんだろう。道の駅が目的地ってわけでもないだろうに。

あぐり窪川の肉まん

「すっっっっっっっごくうまいよ!」と仙人がおすすめしてくれた肉まんを食らう。

うまいっちゃうまいんだけど・・・過剰に期待してしまうような言い方なんだよな、彼は。あんまりハードルを上げないでもらいたいものだ(教えてもらっといて贅沢抜かすな!とは思うが)。

みるく工房
私

そういえば、40010のオーナーがアイスも美味しいと言ってたな。

みるく工房のアイス

正直、アイスの方が美味いと思った。これに関しては好みだろうけど。

車用遍路地図
車用遍路地図

ヘラヘラしながらアイスを頬張ほおばっていたら、30回くらい車で廻っているというご夫婦に声をかけられた。

これは車遍路用の地図なのだそう。平成新版と書いてあるから30年くらい前のものなのかもしれない。

車用遍路地図

歩き用の地図とは違い、かなりざっくりとした地図である。

でも寺の説明などが掲載されている所はちょっといいな、と思った。

納経帳

納経帳も見せてもらった。2回目以降は判子のみになるそうなのだが、金額は同じく300円と聞き驚く。

判子なんて技術もいらないし、3発押したところで10秒もかからない。10秒300円って時給に換算すると・・・10万8千円だぞ!まぁ、これはお布施みたいなもんなんだろうけど、それでもちょっと高いな。本人が満足してるなら別にいいのだけれども。

「この人いっつもこれ持ち歩いてるのよ〜」と奥さんが言う。困った様子はありつつも、どことなく嬉しそうな口調だったが、なんとなくその気持ちはわかる。ご主人が楽しそうだからだ。

道の駅から戻る途中のコンビニで、ギルくんと再会。今日は、ちょくちょく一緒になるというニューカレドニアから来た青年と一緒に廻っていたそうだ。

汗だくで歩いてる彼らを見て思った。明日からはちゃんと歩こう、と。

今日のお宿 ゲストハウス40010(しまんと)

ゲストハウス40010

ゲストハウス壁面の屋号は、学生時代の友人が描いてくれたものだそうだ。

オーナーは、乳飲み子を抱えた可愛いらしい女性だ。

彼女は進学、就職のため都市部に出たが、地元に戻り事業を始めたと言う。いわゆるUターンというやつだ。なおこの辺りではIターンの人達もいるらしく、そういう人たちのコミュニティもあるのだそう。

遍路地図(英語Ver)

私は教えてもらってこの宿の存在を知ったのだが、40010はこの本に掲載されている。経緯を聞いたところ、裏表紙に載っている日本人のおじさんが泊まりにきて、掲載の打診だしんをされたらしい。で、OKしたそうな。

この本は元々四国遍路ひとり歩き同行二人【地図編】の翻訳版・・・だったようなのだが、現在は日本版とは別の人たちが作っている(?)ようで、記事や地図の内容も若干異なる。

なお外国から遍路に来ている方の半分くらいが、この本を持っている。

ゲストハウス40010の部屋
本日の私の部屋は洋個室タイプ

本日の宿泊者で遍路者は私のみ。他は『女性の韓国人旅行者2人』と『チャリダー軍団』だ。

ゲストハウスってものは交流するのが目的の場でもあると思うので、積極的にコミュニケーションをとるべきだと思う・・・・のだが、やること(このブログ)が溜まってるのもあり、お願いして部屋にこもらせてもらった。

後から聞いた所、チャリダーも部屋から出て来なかったそうだが、ダメだぞ、そういうの!(お前が言うな!とは思うが)

今日は10月8日、煩悩の日(?)。そして私の誕生日でもある。37才になった。

歩数2717 歩
距離約 30 km
(実際に歩いた距離は、 0 km)
山の中の集落の巻

旅は道連れ世は情けの巻

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