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【歩き遍路】通し打ち15日目 

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雨なので遍路を休むことにした。

一昨日と昨日は“ 休足日 ” だったが、今日は完全な“ 休息日 ” 。おまけに4時間ほど昼寝をすることも出来た。

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雨の日の異文化交流の巻

昼食

ひまわりコーヒーとおでん

近所のファミリーマートで買ったおでんと高知では有名なひまわりコーヒー

これは美味い!いや、ンマーイ!かな(どっちでもいいよ)。

シンガポールから来たコウさん

雨でずぶ濡れになった【ギルくん】(奥)と、明日の行程について話している【コウさん】(手前)

100年前に祖先が移住したという中国系シンガポール人のコウさんは、穏やかで知的な男性だ。20代の女とはなんと遍路初日から一緒なのだそう。

コウさんに頼まれたので代わりに電話をかけ、彼の明日のホテルの予約を取った・・・のだが、その数分後に自分の分も取ろうとしたら満室で断られてしまった。

明日は大間駅付近のビジネスホテルの予定だったのだが、4つあるビジネスホテルは全て満室。その上、老舗の柳家旅館も休業中。土曜日ということも多少は関係があるのかもしれないが、その近辺で工事が行われていることにより、工事関係者の宿泊が多いことが原因のようだ。これは困ったぞ。

ネットで宿を物色してたら木造校舎を改装したホテルを発見!駄目元で送迎してくれるか聞いてみたらやってくれるとの返答。

なんとか明日の宿を確保することができた。

韓国から来たギルくん

ソウル在住の31歳。日本のTVドラマを見て学んだという日本語はかなりのもので、日常会話は全く問題無し。しかもこの遍路期間中にもかなり日本語が上達したそうな。その上、英語もペラペラペラリンチョである。

彼は寝袋持参なので、基本は野宿。数日に1度洗濯などでホテルに泊まるといった感じなのだそう。

彼は元々、次の仕事に就くまでの32日間の休み中に88ヶ所全てを廻る計画だったそうなのだが、途中でスズメバチに足を刺されるアクシデントが発生。

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これをきっかけに遍路のスタイルがガラッと変わったらしい。ハイペースな遍路をやめ、いけるところまで楽しみながら廻るスタイルになったそうだ。  

そういえば韓国はカード社会なので現金をほぼ使わないという話を聞いたのだが・・・四国では、現金を持っていないと話にならない。

夕飯

ビジネスホテル1階の居酒屋で夕飯。

唐揚げ定食。1100円也。なかなか美味い。

店の様子を見にきたギルくんに酒を一本お接待。お酒は大好きらしい。

なんと彼は私と同じ日にスタートしたことが判明。蜂に刺されるアクシデントがあったとはいえ、かなりのハイペースで廻っていることが分かる。彼は身長が188cmもあるので、単純に歩幅が広いってのもあるんだろう。でもそれを踏まえてもかなり速い気がする。

ギルくんのインスタグラムを見ながら談笑。

彼は、登山にマラソン、キャンプに旅行と非常にアクティブな男だ。その上、語学留学や仕事、旅行も含め、25カ国ぐらい行ったことがあるのだそう。来日に関しても9回目なんだと。はぁ〜(感嘆かんたん)。人生を楽しんでいるようで、素晴らしい!そしてちょっとうらやましくもある。

今は多様な生き方ができる時代なので、生まれ育った土地で生涯を終えることもできれば、国内外問わず好きなところで生活することも可能になった。こんなのは100年前ならほぼ不可能だったことだ。

その反面、情報や選択肢が増えたことで生き方への迷いが生じるという弊害へいがいも出て来ているような気がしないでもない。でも選択肢が増えるってことは単純に喜ばしいことなんだろうな・・・と思った。

歩数? 歩
距離約 0 km
バカは死ななきゃ治らないの巻

山の中の集落の巻

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