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【歩き遍路】通し打ち11日目

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朝、ご主人と雑談。浜吉屋は創業60年ほどらしく、この辺りでは1番古くからやっている遍路宿なのだそうだ。

「昔は食事をする所なんかなかったが、今はコンビニもあるし、飲食店もあるので、今後は民宿じゃなくてゲストハウスのような素泊まり宿が主流になるのではないだろうか」というようなことをおっしゃっていた。

遍路の宿泊形態も、時代とともに少しづつ変わっていくようだ。

そんな遍路でいいのだろうか?の巻

今日はあいにくの雨。悲しげな空模様である。

コーヒー館 岩屋

コーヒー館岩屋

岩の窪みというとんでもない所に立っている喫茶店。でももう営業していないみたいだ。

コンビニで、タリアイに遭遇。スナック(おやつ)を買いに寄ったそうだ。

暗雲、川、そして山

・・・を撮っているタリアイ。

彼は寺以外にも色々と寄り道しているらしく、なんだか心に余裕があるように見えた。要するに遍路を楽しんでいるように映ったのだ。私には。

昨日行った27番の神峯寺にある展望台にも彼は登ったそうだ。でも私は行かなかった。ほんの数分で行ける距離だったのにも関わらず・・・。

私の場合、足に不安があるのでそんな余裕がない、ということも理由の1つなのだが、ただ寺を廻ることにがむしゃらになってしまっているような気もする。

果たしてそんな遍路でいいのだろうか?

津波避難用の建物

高知にはこれが各所にある。

すまいる あき

すまいるあき

小規模なショッピングモールがあったので、ここで昼食。

その後、ダイソー(100均一)で、ソーイングセットを購入した。

肉刺
薬指と小指の肉刺

小さな肉刺が2個できてしまったのだ。

とはいえ、100円ショップが近くにあったのは、不幸中の幸いと言えるだろう。針を使って中の水を抜く。

雨が降ると、湿気で肉刺ができやすいのかもしれない。あと膝の痛みを無意識にかばい、歩くフォームが崩れてしまったことも原因の1つだろう。

西岡酒店

かっこいい酒屋『西岡酒店』。

遍路道沿いの浜辺への入り口。

なんとなく寄り道したくなったので、浜に出てみることに。タリアイに感化されたというか、ちょっと見習うことにした。

高知の海

高知は沿岸部が多いけど、砂浜は少ない。この辺りも、石ころごろごろの玉砂利ビーチである。

玉砂利ビーチ
波にもまれて角がとれ丸くなった石ころ

人も人に揉まれ(時には軋轢あつれきを生むこともあるが)次第に角が取れて丸くなっていくのだろうか。年齢を重ねるごとに。

そんなことを思いながらボケーっと海を眺めていた。

・・・・・・

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私

よし!コンビニに行っておやつでも食うか!

コンビニの壁面に、カメムシがびっしりついててたまげた!

今日の宿 善根宿(萩森さん宅)

世話した方からの手紙や取り上げられた新聞記事

ここは「色々教えてくれるから行った方が良い」と大阪の青年がオススメしてくれた善根宿だ。

宿泊のお接待をしてくれる所。

以前彼に萩森さんはどんな人なのか尋ねたら「うーん、曲がったことは嫌いみたいな、厳しい感じの人かなぁ」なんて言うもんだから、礼儀に厳しい厳格な人だと勝手に想像していたのだが・・・予想とは違って、かなりくせの強い高知の男という感じだった。

騙された!(勝手に勘違いしただけだが)

なんと明日の宿も電話をかけられて勝手に決められてしまった。ご、ご、ご、強引!

しかし萩森さんは、腹のなかで思ってることと口に出す言葉にズレがなく、裏表のないタイプの人間だったので信用はできそうだ。また四国には盗みを働くような悪い遍路者も多いらしく、そんなのをとっ捕まえて警察に突き出したりもするのだそう。基本的には、面倒見のいい親分気質な感じみたい。

遍路地図に載っていない宿などをたくさん教えてもらった後、萩森さんは20時頃に寝床についてしまった。うーん、就寝時間が早い!

なお今日はもう一人宿泊客がいたので相部屋だったのだが、お相手は以前道の駅で会ったことのあるおじさんだった。

 

またここでは心に引っかかる出来事が1つあった。

おじさん「読経の声は自由にやっていいんですよね」

萩森さん「そうや、決まりは無いからな」

という2人のやりとりだ。

ひょっとしたら私の考えが間違っていたのかもしれない。他人の読経の声に影響されないような精神力を身につける必要があるのかも?

歩数33907 歩
距離約 21 km
一人で歩くのが好きなので!の巻

仙人現るの巻

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