基本的な書き方に加え、納め札の3つの使用用途を解説します。
▶︎ おすすめの納め札
納め札とはなんぞや?
四国八十八ヵ所の寺(本堂・大師堂)を参拝した際に、納める札のことです。
元々は四国遍路の開祖と言われている衛門三郎が、非礼を詫びるため弘法大師を追い求めて四国巡礼の旅に出た際、自分が探していることを気づいてもらうために寺に打ち付けた木の札が由来だそうです。
納め札の色について
納め札の色 | 廻った回数 |
---|---|
白 | 1〜4 |
緑 | 5〜7 |
赤 | 8〜24 |
銀 | 25〜49 |
金 | 50〜99 |
錦 | 100以上 |
納め札は廻った回数に応じて色が異なります。
穿った見方をすれば、寺と仏具店がリピーターを増やすために仕掛けたマーケティングでしょうか。しかし、良く言えばレベルアップ要素とも言えるので、これがモチベーションになるという方もおられるのかもしれません。
ただ数十回以上廻った先達の方でも白の納め札を使用していたりするので、個人的には色にはあまり拘らなくてもいいような気がします。
ちなみに色がつくと価格が上がり、錦札に関しては特注品となります。
納め札の使い方について
納め札の書き方について
納め札は何枚必要なの?
88(寺の数)× 2(本堂・大師堂)=176
遍路では最低176枚は必要となります。納め札は基本1束が100枚綴りなので、最低でも2束は必要ですね。
ただしこれはあくまで寺のみでの枚数です。お接待を受けることなども踏まえると通常3束は必要になると思います。
納め札はいつ書けばいいの?
現地で毎日こまめに書いても良いのですが、面倒臭いと感じたり、歩き疲れてそんなことやる元気がないというケースも多いと思います。
そのため書ける部分に関しては出発前に全て記入するという方が多いようです。
それでも日付は毎日書き足すことになるのですが、それだけでもかなり面倒でした。
個人的には出発前に書くことを推奨します。
納め札はどこで売ってるの?
アマゾンや楽天等のネットショップで購入できます。
なお四国八十八ヶ所寺や四国の仏具屋でも取り扱っているので、足りなくなったら現地でも購入できます。
▶︎ 通常のもの
▶︎ 複写式