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歩き遍路での難所+ルートの攻略法まとめ

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私自身、遍路の難所等に関してはまったく調べずに行ったこともあり、事前に知る必要はないと個人的には思っています。

基本的には他のお遍路さん(主にリピーター)や、先達、宿のご主人などとコミュニケーションをとれば問題ありません。基本、皆聞けば教えてくれます。

とはいえ、『聞かなくても勝手に教えてくれるようなものではない』ということと『聞く相手によって教えてもらえる知識や情報量の差は異なる』のでそこは注意。

そのためこの記事は、事前に把握して心の準備をしたい方計画をうまく組み立てたい方オフシーズンに行く予定のため、現地で聞いたり相談できる相手がいない可能性が高いという方向けの記事となります。

❶ 11 → 12 → 13番札所間

12番近辺が見えるようマップを拡大してください。

PDF 遍路道の縦断図

※ これは黄色い遍路地図に掲載されているものと同じものです。

1つ目は、12番札所のある焼山寺山しょうざんじやま

ここはへんろころがしと呼ばれる最も有名な難所であり、約半数がここでリタイアすると言われています。

一般的には11番藤井寺から12番焼山寺(標高706m)まで、通常6時間かかると言われています。

またこの山は登りと下りで、大体2日かかります。

一般的な方の場合の行程

1日目:約16km(鴨島駅付近の宿→11番→12番→焼山寺近辺の宿)

2日目:約18km(宿→13番近辺の宿)

健脚な方の場合の行程

1日目:約23km鴨島駅付近の宿→11番→12番→上村旅館)

2日目:19km〜(宿→13番→14番→15番→16番→17番→宿)

▶︎ 焼山寺までの道のり

焼山寺までの道のり
焼山寺までの道のり
私

焼山寺に行くまでが大変でそこさえ越えれば、と思う方もいるかもしれませんが、焼山寺以降も大変です。

▶︎ 焼山寺以降の道のり

焼山寺以降の道のり
焼山寺以降の道のり

そんなわけでこの山には限っては雨の日には避けた方が無難です。

正直いけなくはないですが、滑りやすかったり、ぬかるむ箇所もあるため、単純に危険。近辺の宿のご主人の話では雨の日に登る人はほぼいないそうです。

そのためもし雨の日に当たってしまった場合、『それでも登る』『天気の回復を待つ』『飛ばして先に進む』の3択となります。

▶︎ 飛ばして先に進む場合

マップを見て貰えばわかると思うのですが、電車で先に進むことも可能です。

● 鴨島駅 → ● 府中こう

私

私は雨の予報だったので焼山寺山(11・12番)は飛ばして先に進み、88番を打ち終えた後に行きました。

そのため、どうしても順番通りに廻りたいというこだわりさえないのであれば、雨が降った際には飛ばして先に進むことをおすすめします。

13番の納経所の方から聞いたのですが、11番、12番を飛ばしてくる方は割といるらしいです。

なおその後、四国をぐるっと廻ってきて最後に打つという方法であれば、焼山寺山の行程を1日で終わらせることも可能です。

現に私は11番→12番→15番(納経し忘れ)の約36kmの行程を1日で廻りました。平地換算だと50km近い感覚の行程ではありますが、遍路最終日ということもあり、力を出し切れば可能だとは思います。なお四国を廻って心肺機能や脚が鍛えられていたため、体力的にきつい云々というよりも時間との勝負という感じでした。

もし11番→12番→13番であれば、34,5km程。納経時間を考えると寺は3つが限度ですね。

私

焼山寺山は遍路最大の難所ですが、四国行脚しこくあんぎゃの集大成として最後に攻めるという計画もありだと思います。

88番札所から焼山寺山へ戻るルート

88番大窪寺おおくぼじ →10番切幡寺きりはたじに出るルートは、1番霊山寺りょうぜんじにお礼参りに行く際によく利用されるルートでもあります(最も簡単で距離が短いルートの為)。

一応、このルートは遍路の道標もあります。ほぼ一本道で迷うこともありません。

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