【歩き遍路】通し打ち26日目 43番寺

予報通り今日も雨。遍路で雨ってのは本当に嫌だ。

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観光に切り替えるの巻

昨日寺に間に合わなかったからしょうがないのだけど、来た道を戻るのも嫌だな。遅めの反抗期だろうか?(んなわけない)

でものどかな風景は嫌いじゃない。

第43番 明石寺(めいせきじ)

明石寺
明石寺の黒板

なるほど。しかし『怨みを忘れる』には一体どうすればよいのだろう。『時間の経過』もしくは『考え方を変える』ことだろうか?それとも別の方法があるのか?

一番手っ取り早く答えを知るには、これを書いたお坊さんの横っ面をひっぱたくという方法が良さそうだ。

常楽苑

常楽苑

イートインスペースも広く、物販も充実している門前の売店に寄る。

常楽苑の牛乳ソフト

ここのソフトクリームは『バニラ』ではなく『牛乳』だそう。

これが遍路中に食べたソフトクリームの中で一番美味しかった。

店の奥さんに遍路者のマナーが悪くなったのか聞いたら、「どっちもどっち」という答えが返ってきた。マナーの悪いお遍路さんだけでなく、地元の人も遍路者に対して無関心な人が増えてきたそうだ。例えば「車の接待などでも断られる前提でお遍路さんに声をかけたらいいのに、そういうこともしなくなった」とのこと。ふーん、そうなんだ。

『愛の反対は無関心』と異国の誰かが言っていたが、無関心は全ての元凶なのかも。

団体さんがぞーろぞろ。寺はすぐ目の前なのに、わざわざ杖を持っていく必要あるのかな?

私

これは余計なお世話か。

売店の奥さんに教わった遍路道を進む。

ここはかなりごつごつしている。まるで岩場が削れて出来たような道だ。

先哲記念館

先哲記念館

博物館があったので、突発的に寄ることに決めた。雨が降っていてどうにもやる気が出ないのだ。今日はもう観光に切り替えることにする。

先哲記念館

今回の展示品はこれ!

先哲記念館

昔の教科書。

先哲記念館

昔の写真。

先哲記念館

昔の鉄アレイ・・・じゃなく、まさかの木アレイ

下駄と鉄下駄じゃ重さも用途もまるで違うが、この木アレイの重量はどれくらいなんだろう。ぱっと見軽そうに見えるのだが・・・。

どうやらここは漫画家松本零士まつもとれいじも訪れたことのある施設のようだ。

銀河鉄道999の『メーテル』のモデルとなった楠本高子くすもとたかこ。高子ちゃんは、シーボルトの孫である。この辺りは楠本高子に所縁ゆかりのある土地らしい。

高子ちゃんのお母さん(イネ)の印籠も展示されていた。

この施設では人がわらわら来て、色々とお接待してくれた。聞くところによると、開明学校はここから徒歩5分ほどの距離にあるらしいので、そちらにも寄ることにする。

この辺りは昔ながらの建物が並んでる街並みだ。

しかし雨だから観光に切り替えたのに、まさか雨が止むとは思わなかった・・・。少し心が揺れたが、引き続き観光を続けることにする。

民具館

まずは民具館から。

宇和民具館

対応の感じが良い上、長身でモデルのような美人のお姉さん。

「お姉さんって歳じゃないんだけどなぁ・・・」と言ってたので、聞いてみたら私の10才上。確かに世間的には十分おばさんだ。とはいえ、そんな年には見えないし、ましてや自分の10才上の女性をおばさんとはさすがに呼べない。もしそんなこと言おうもんなら横っ面をひっぱたかれる可能性すらある。

基本的に母親より年下の女性は、全員、お姉さん、もしくはお嬢さんだ。しかし他の人はこういう時どう呼んでるんだろう。ババアとか言ってるのかな?

宇和民具館

ここでは昔の衣装を着て、記念撮影をすることができるようだ。

宇和民具館

こういうのって、蔵にでも眠ってたんだろうか。物持ちが良いな。

宇和民具館

昭和骨董品ゾーンで・・・

宇和民具館

ディスクシステムを発見!

さすがにこれはわざわざ博物館に置いておく必要があるのかと疑問を感じた。

宇和民具館の中庭

中庭を眺めつつ、ベンチで一休み。お次は開明学校である。

開明学校

開明学校

開明かいめい学校は、1882年に建てられた四国最古の小学校だそう。

開明学校の教室

椅子に座り、明治の小学生気分をしばし味わう。

開明学校

ちなみに団体で予約をすれば、実際に授業体験もできるようだ。

開明学校特別展

開明学校の今回の企画展は、通知表

昔の通知表

どうやら昔の通知表は5段階ではなく、9か10段階評価だった模様。

と思ったが、9や10段階評価は地域によるものらしく、今でもあるみたい。

並んでるものはどれも成績優秀者の通知表ばかりでどあほうの通知表は1つもなかった。その理由はなんとなくわかるような気がする。ちなみに私の通知表はもうこの世には存在していない。

 

その後、預けていた荷物を受け取った際に民具館のお姉さんが「TVの取材とかが来たりする割と有名な所なので、行ったほうがいい」と米博物館を勧めてくれた。彼女の話では、お金を払えば雑巾掛けができるとのこと。

私

一体どういうこと???

金を払ってわざわざ掃除をするなんて、ワケガワカラナイ!むしろこっちが金をもらいたいのだが・・・。

宇和米博物館

宇和米博物館

謎の有料清掃施設『米博物館』に到着。

Z-1グランプリ
Z-1グランプリ

ここでは2004年から毎年、雑巾掛けレース『Z-1グランプリ』が行われているそうだ。TVの取材というのはこのことらしく、つい先日も『めざましテレビ』が取材にきたらしい。

日付の横の雨天決行の文字を見て、室内なんだから当たり前だろ、と思ったのだが、湿度は雑巾の滑り具合にかなり影響があるそうだ。

109m廊下ぞうきんがけレース

大会だけでなく、常時、雑巾掛けレース体験ができる。これが金を払えば雑巾掛けができるという謎のからくりの正体だった。

でも正直、金を払って雑巾掛けなんかしたくないのが本音。

元学校だったという施設の長い廊下が雑巾掛けの会場だ。

「どうしますか?やりますか?」とお姉さん。

毎日歩き回ってヘロヘロなのに、こんなのやるわけがないでしょうよ。

でもそこをあえてやってみた!

ゴール後、足はパンパン、息ゼーゼー。1分ぐらい転がったままで立ち上がることもできなかった。

私

や、やらなきゃよかった・・・。

短距離走(100m)のような感覚でやってしまったのは完全に失敗。戦略ミス。途中、足が動かなくなり、何度か倒れてしまった。これは中距離走感覚(400〜800m)でやるくらいがちょうどよさそうだ。

しかしあれだな。距離を109mじゃなく108mにして、煩悩払拭だとか、弘法大師も宿のお礼に雑巾掛けをしていたなどと適当なことをでっちあげれば、お遍路さんもわんさか来るのではないだろうか。いや、来ねえか。

パン屋チロル

昼食のパンを購入し、食いながら歩く。歩き食いだーい好き!

かっこいい小屋を発見。

綺麗に手入れされた施設だ。ちょっと寝っ転がって休憩をとることに。

天井にも写真や納め札が綺麗に飾られている。小屋の主は几帳面な人のようだ。

私

そうかもしれない・・・。

 

どうやらイカさんギルくんも遍路を切り上げたようだ。おそらく連日の雨が理由だろう。遍路は雨の日だとつまらないのである。雨が降ると人も歩いていないので、声をかけてもらえることもなくなる。もちろん車のお接待もない。その上、服も靴も濡れて、不快だし、体温も奪われる。いいことなんか1つもない。

これでは修行ではなく、ただの苦行のように感じてしまう。そもそも修行のつもりで来てないのだけれども!

宇和島バス下加茂

観光に時間を費やしてしまったので、バスに乗ろうと考えたが、本数も少ないため時間が合わない。歩くしかないようだ。

宇和島バス加茂

やっぱりバスに乗ろうかな・・・と考えるも、わずか2本のみ。この本数では、時間が合うわけがない。

気になったので寄ってみた。

お椀にてんこ盛りのお菓子を用意してくれたが、社員休憩室ではなく事務所だった。横ではお姉さんがカタカタとパソコンで仕事をしている。なんというか非常に気まずい。場違い感がはなはだしい。

事務のお姉さん曰く、前は2階に休憩所があったそうなのだが、わざわざ階段を登るくらいなら先に進むと言うお遍路さんが多かったのでこうなったとのこと。

恐縮しつつもヘラヘラと愛想笑いを浮かべながら気まずい旨を伝えたところ、「みなさんそうおっしゃいます」との返答。ちょっと安心した!

ヘンロ小屋第49号

気まずさ皆無のヘンロ小屋で休憩をとる。

ヘンロ小屋第49号の展示物

このヘンロ小屋では、小学生の描いた絵や、書道作品が展示されていた。

小学生は歯を一本一本丁寧に描きがちである。

ヘンロ小屋第49号の展示物
あなたは1日何回「ありがとう」と言いますか

ありがとうの語源は“ 有り難し ”からきてるそうだから、そういうことは日常生活でも頻繁にあるんだろう。でも日常生活ではあまり言わないかもしれない・・・。

ここで区切り打ちだというおばさんに遭遇。今日はここでおしまいらしく、あとはバスに乗って戻るらしい。

おじさんに比べるとおばさんのお遍路さんの数は異様に少ない。おそらく高齢の男性は家事が出来ない為、女性は家を離れることが出来ないからだろう。

トンネル(出口から撮影)

このトンネルも結構怖い。ここでも右側の歩道の方が広いため、対向車に向かって歩くことになった。

トンネルを抜けたところが、峠の天辺。

景色は、まぁまぁ。雨の割には。

大判焼きを食う & トイレを借りる。

ゲストハウス土佐のオーナーから折り返しの電話がかかって来た。実は仙人と連絡が取れなくなってしまったので、彼が携帯の充電器を持って出たのかを確認するために電話をかけたのだ。

どうやらちゃんと持っていったそうだ。だが、やはりオーナーも繋がらないとおっしゃっていた。何かあったのだろうか。心配だ。

「今回は雨続きで大変だけど、しょうがないから修行のつもりでがんばりなさい」との言葉をオーナーから頂く。こんなんじゃただの苦行だと思っていたが『雨でもくじけない心を手にいれるための修行』って考えればいいのかもしれない。

下りの歩道は、道路の左右を頻繁に移動しないと危ないくらい歩道が狭い。

急がないと日が暮れてしまうので、速度を上げる。

少し暗くなって来た。ちょっとやばいかも・・・。

街路灯がいろとうが全然ない。ヤバい、怖い、危ないと三拍子揃った道である。

念のため、手持ちのヘッドライト赤点滅にし、後ろ向きに着けて進む。

ショッパーズ
ショッパーズ

ショッパーズはありがとうが言える店のようだ。やるじゃないか!

夜の大洲城

橋を渡る際に見えた建物は、大洲城

もう完全に日が沈んでしまった。観光なんかしているからだ。

今夜の宿 ビジネスホテルオータ

ビジネスホテルオータ

・・・の予定だったが、まさかの満室(予約せずに飛び込み)。

今日は工事関係者でいっぱいらしい。となると、近所にもう一つあるビジネスホテルも泊まれるかどうか怪しくなってきた。駅から少し離れた所じゃないと空いていない可能性が高いな。

今日のお宿 ホテルウエストリバー

ホテルウエストリバー西川

18時42分、到着。ここは少し駅から離れたビジネスホテル風の宿だ。

ホテルウエストリバー西川の部屋
夕飯

今日のおまんまは、ほっかほっか亭のお弁当。

ホテルウエストリバー西川のマッサージチェア

このホテルはうれしいことにマッサージチェアが置いてあった。

私

あ〜、極楽極楽。

歩数36763 歩
距離約 22 km
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