
遍路で結願後、高野山に行くという方は多いのではないでしょうか?
そこで高野山への行き方について出来るだけわかりやすく説明いたします。

四国から高野山に行く際、とりあえずこの記事にアクセスさえすれば、必要な情報はほぼ全て分かるようにまとめました。
車・バイク・自転車遍路で高野山へ行く場合


四国から高野山へは、車が一番早い(所要時間は約5時間)です。
① 淡路島経由高速道ルート
NAVITIME(大窪寺→高野山)で確認した所、高速料金は8980円(ETC6230円)。
▶︎ 高速道路(マップ)
▶︎ 高速道路(路線図)

車の場合はちょっとややこしいので、カーナビで好きなルートを選んでください。
② 船を利用したルート
フェリーの乗船時間は、約2時間。
車の場合、高速ルートよりも数十分遅くなるようですが、船を利用すれば運転の負担は軽減されます。
なお車両関係のチケットは、普通の乗船窓口からではなくドライブスルー方式で受付となります。
● 普通車(5m未満):12600円
※ 自動車のみ、運転車1名の運賃込みの価格。
● 自動二輪(750cc未満):3400円
● 自動二輪(750cc以上):4000円
● 原付:2800円
● 自転車:2200円

なお1人当たりの乗船料は、大人2200円となります。
歩き遍路で高野山へ行く場合


公共交通機関を利用する場合、移動時間も長いが、乗り換え時の待ち時間も長い!
基本的には移動だけで半日は潰れる感じです。
❶ 88番札所から向かう場合

❶ 大窪寺停留所からバスに乗車 ▶︎ 志度バスストップ停留所で下車
❷ 徒歩(1分・高松自動車道へ)
❸ 高速志度バス停から高速バスに乗車 ▶︎ 南海なんばで下車
❹ 【南海 高野線】なんば駅で乗車 ▶︎ 橋本駅で下車(※3)
❺ 橋本駅で乗車 ▶︎ 極楽橋駅で下車
❻ 【南海 鋼索線】極楽橋駅で乗車(ケーブルカー) ▶︎ 高野山駅で下車
❼ 南海りんかんバスに乗車 ▶︎ 女人堂
約6時間半
※ 出発時間により、所要時間も変わります。
バス代:200円(土・日・祝日・年末年始は500円)
高速バス代:4000円
電車・ケーブルカー代:1390円
バス代(高野山駅):220円
合計 5810円
※ 路線図・ダイヤ【PDF形式/6MB】

大阪への上り車線なので動画のまんまです。
高速志度バス停に発券所はありませんが、予約の必要はなし。乗車時にチケットを購入できます。
※ フットバスは高松エクスプレスのバス便。
大阪行きは他にもJR四国バスや徳島バスの便があります。ただし便にもよりますが、終点は梅田だったりもします。

なお大阪→高野山への詳細は、1番札所近辺から向かう場合の推奨ルートで説明します。
1番札所近辺から向かう場合

❷ ルートA(推奨)
❶ 徳島駅から南海フェリー線バス(6番乗り場)に乗車 ▶︎ 南海フェリー前で下車
❷ 南海フェリーに乗船 ▶︎ 和歌山港で下船
❸ 【南海 和歌山港線】 和歌山港駅で乗車 ▶︎ 和歌山市駅で下車(※1)
❹ 【南海線】和歌山市駅で乗車 ▶︎ なんば駅で下車(※2)
❺ 【南海 高野線】なんば駅で乗車 ▶︎ 橋本駅で下車(※3)
❻ 橋本駅で乗車 ▶︎ 極楽橋駅で下車
❼ 【南海 鋼索線】極楽橋駅で乗車(ケーブルカー)で乗車 ▶︎ 高野山駅で下車
❽ 南海りんかんバスに乗車 ▶︎ 女人堂
約6時間半
※ 出発時間により、所要時間も変わります。
バス代:210円
フェリー・電車・ケーブルカー代:2200円
バス代(高野山駅):220円
合計 2630円
(※1) 朝『5:30発』と朝『8:00発』の南海フェリー便に乗る場合だけ、和歌山港駅から直に特急サザンに乗車できます。それ以外のフェリー便の場合は、隣の和歌山市駅へ移動した後、特急に乗り換え。
(※2) 南海線から高野線に乗り換える駅は、『なんば駅』、『天下茶屋駅』どちらでもOK。その理由は、どっちにしろ同じ電車(急行等)に乗ることになるから。
なんば駅:始発駅のメリットを享受できる(100%座れる等)。
天下茶屋駅:待ち時間を有効活用できる(飯を食う等)。
(※3) 特急こうや(+790円)は、極楽橋駅へ直通。それ以外はほぼ『橋本駅』止まり。

南海フェリー乗り場で購入できる『好きっぷ(2200円)』。
南海フェリー+南海電鉄であればどこの駅まででも行ける(当日限り有効)ため、こちらが一番安価に高野山に行けるルートとなります。
※ 6番乗り場・路線番号4・南海フェリー線(マリンピア)( PDF)
南海線:『特急サザン』が一番早い。自由席であれば特急券は必要なし。
高野線:『特急こうや』が一番早いが、特急券が必要。『急行』『快急』は追加料金なし。
※ 出発駅『和歌山港』 → 到着駅『高野山』で検索。

PDF 高野山案内図
『高野山駅 → 女人堂』までの道は南海りんかんバス専用道路なので、歩行者通行禁止。
なお『高野山駅 → 大門』までの距離は2,9km。このルートをGoogleストリートビューで確認しましたが、片側1車線づつのアスファルト道で、歩道自体がなく、山道なので見通しも悪い箇所もあります。交通量は不明なのでなんともいえないですが、そんなに良いルートとは言えないかも?
徒歩は大門から高野山へ入りたい方向けの選択肢ですね。
※ もちろん奥の院前や宿泊予定の宿坊近辺で下車も可。
❸ ルートB
❶ 徳島駅から南海フェリー線バス(6番乗り場)に乗車 ▶︎ 南海フェリー前で下車
❷ 南海フェリーに乗船 ▶︎ 和歌山港で下船
❸ 和歌山港から徒歩で和歌山駅へ(4,8km)
❹ 【JR 和歌山線】和歌山駅で乗車 ▶︎ 橋本駅で下車
❺ 【南海 高野線】橋本駅で乗車 ▶︎ 極楽橋駅で下車
❻ 【南海 鋼索線】極楽橋駅で乗車(ケーブルカー) ▶︎ 高野山駅で下車
❼ 南海りんかんバスに乗車 ▶︎ 女人堂
約6時間半
※ 出発時間により、所要時間も変わります。
バス代:210円
フェリー代:2200円
電車代(JR):860円
電車・ケーブルカー代:950円
バス代(高野山駅):220円
合計 4440円
距離だけで言えば最短ルート。
しかし徒歩で約5km(約1時間)歩くことに加え、和歌山線は鈍行のみなので、ルートAに比べて時間はあまり変わりません。またJRを利用するため+1810円かかります。
ルートBは、大阪のような大都市部の雰囲気をまだ味わいたくないという方や、和歌山城に寄って行きたい方向け(徒歩の際、横を通る)のルートですね。
※ もし和歌山駅 → 高野山駅まで知りたい場合は、NAVITIMEの方が便利です。
★ 高野山への登山・ハイキングコース『町石道』
●【南海 高野線】九度山駅下車 ▶︎ 徒歩(町石道) ▶︎ 高野山(根本大塔)
距離:約21km
※ 九度山駅 → 根本大塔まで。
高低差:約767m
所要時間:約7時間
※ 時速3kmで休憩なしの場合。
九度山駅から高野山へ行くハイキングコース兼表参道でもある『町石道』。
区間内は道標として、およそ109mに一本、石柱(合計180基)が建てられています。
PDF 高野山町石道(コースマップ)
※ マップはポスターサイズくらいあります。紙のマップは九度山駅や近隣の商店、宿などでも配布していると思われます(南海電鉄が発行しているものなので、多分駅にあるはず)。

とはいえ、PDFのマップをスマホにダウンロードした方が使い勝手は良いと思います。
ちなみに根本大塔から町の中心部へはおよそ850m程度なので、寄り道をしないのであれば、この日の行程の総距離は約22kmとなります。奥の院までの場合だと+3,5kmなので、総距離は約25km。
奥の院の納経時間
5〜10月 | 8:00〜17:00 |
11〜4月 | 8:30〜16:30 |

そのため町石道を歩く場合は、高野山前に1泊することになります。
九度山駅周辺の宿に泊まるのがベストだと思いますが、宿は3つしかありません。
▶︎ くどやま旅館 玉川亭
・部屋数は3室
・2食付き+笹寿司(お弁当)プランあり
・夕食は古民家レストランで
▶︎ 中川旅館
・部屋数は5室
・笹寿司12個(朝食用5個・昼食用7個)プランあり
・夕食は古民家レストランで
▶︎ 九和楽
・1棟貸しなので2名〜
・素泊まりのみ
九度山駅周辺は、多少の飲食店+コンビニ1軒(ローソン)はあるので、食べるもの自体は確保できると思います。
高野山の宿について
遍路地図での高野山の地図は、1ページのみ。また四国とは異なり、高野山の宿は1つも掲載されていません。
高野山の宿の取り方と選び方については、別記事にまとめたのでこちらをご覧ください。