家の中から旅に出よう！おすすめのロードムービー36選｜旅映画

旅に行きたい！

そんな時、映画なら家の中からすぐに旅の疑似体験ができます。

そこで洋画・邦画を問わず、オススメのロードムービーをご紹介します。

ジャンル別オススメのロードムービー36選

❶ 巡礼系

星の旅人たち

公開	時間	制作国	監督
2010年	129分	アメリカ・スペイン	エミリオ・エステベス

キリスト教の巡礼であるサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路をテーマにした映画。

サンディアゴ巡礼に向かった息子が出発直後に事故で亡くなってしまう。その遺品の装備を手に、息子の代わりに父親が巡礼するというお話。

地味ながらも旅のエッセンスが全て詰まっている良作。

息子役として出演している監督と、主演俳優は実際の親子。

❷ ロングトレイル系

ロング・トレイル！

公開	時間	制作国	監督
2015年	102分	アメリカ	ケン・クワピス

アメリカの３大トレイルであるA.T（アパラチアン・トレイル）をテーマにした映画。

紀行作家の主人公が４０年ぶりに再会した旧友と共にロングトレイルに挑戦する話。

コメディなので、気軽に見れる。

わたしに会うまでの１６００キロ

公開	時間	制作国	監督
2014年	116分	アメリカ	ジャン＝マルク・ヴァレ

アメリカの３大トレイルであるPCT（パシフィック・クレスト・トレイル）をテーマにした映画。

母親の死や離婚をきっかけに、ドラッグに溺れ自堕落な生活を送っていた主人公がロングトレイルを決行するという実話を元にした話。

根性を鍛え直しつつ、自分と向き合う内省の旅路。

Mile Mile & a Half

公開	時間	制作国	監督
2013年	87分	アメリカ	ジェイソン・フィッツパトリック リック・セレナ

PCTの一部区間であるジョン・ミューア・トレイル（340km）を歩いたドキュメントムービー。

お堅い感じではなく、仲間たちとの旅の映像記録といったゆるめな感じなので、気軽に観れる。

なお旅の後半には、１人で歩いていた日本人女性もパーティーに加わり、日本語での感想を聞くことができる。

奇跡の２０００マイル

公開	時間	制作国	監督
2014年	112分	オーストラリア	ジョン・カラン

偏屈で向こう見ずな女が、犬、ラクダと共にオーストラリアを横断するという話。実話を元にした映画で、実際にこの旅が行われたのは１９７７年のこと。

旅を通して何かを得るというような内容ではなく、どちらかというとヒマラヤ登頂や南極大陸横断のような偉業・冒険を擬似体験できるというような位置付けのロードムービー。

序盤は主人公にあまり好感が持てないが、中盤以降はそこそこ楽しめる。

❸ 家族系

リトル・ミス・サンシャイン

公開	時間	制作国	監督
2006年	100分	アメリカ	ジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファリス

娘の出場するミスコン会場に家族全員で車で向かうという話。

めちゃくちゃ面白い！

なんちゃって家族

公開	時間	制作国	監督
2013年	109分	アメリカ	ローソン・マーシャル・サーバー

全然関係のない四人が、怪しまれないよう家族のふりをしてメキシコからアメリカへドラッグを密輸する話。

めちゃくちゃ笑える。

お！バカんす家族

公開	時間	制作国	監督
2015年	99分	アメリカ	ジョナサン・ゴールドスタイン ジョン・フランシス・デイリー

1983年公開『ホリデーロード4000キロ』の続編。

子供の頃、家族旅行で遊園地に行った息子が親になり、今度は家族を率いる立場で再び遊園地に向かう話。

そこそこ笑える。

はじまりへの旅

公開	時間	制作国	監督
2016年	118分	アメリカ	マット・ロス

10年間社会と関わることなく森の中で生活していた家族が、心の病で入院・自殺してしまった母親の葬儀へ向かう話。

教育やバランスって大事。

サバイバルファミリー

公開	時間	制作国	監督
2017年	117分	日本	矢口史靖

或る日突然、世界中の電化製品が使えなくなってしまう。そこで東京から妻の実家のある鹿児島へ家族みんなで自転車に乗って向かう話。

父親の見栄やプライドの象徴であるあるアイテムを捨てるシーンが印象的。

同監督の『秘密の花園』、『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』のようなコメディを期待していると肩透かしを食う。若干コメディっぽい予告ではあるが、コメディ要素はほぼ皆無。

ネブラスカ　ふたつの心をつなぐ旅

公開	時間	制作国	監督
2013年	115分	アメリカ	アレクサンダー・ペイン

詐欺のような１００万ドル当選の手紙を信じて疑わない父を、息子が受け取り場所まで連れて行く話。

全編モノクロ映画。派手さはないが、良作。

トランスアメリカ

公開	時間	制作国	監督
2005年	103分	アメリカ	ダンカン・タッカー

主人公は性転換手術を間近に控えたトランス女性。

ある日突然、子供がいることが発覚。息子には正体を隠しつつ、送り届けるために、共にアメリカ大陸を横断する話。

監督・脚本のダンカン・タッカーは、なぜかこの一作のみしか作っていないが、とても優秀。

レインマン

公開	時間	制作国	監督
1988年	134分	アメリカ	バリー・レヴィンソン

疎遠になっていた父が他界し、その遺産のほとんどは存在すら知らなかった自閉症の兄が相続。交渉するため兄を施設から連れ出し、車で自宅へ向かう際の兄弟の交流を描いたヒューマンドラマ。

ダスティン・ホフマンとトム・クルーズが歳の離れた兄弟を熱演。

❹ 友情系

スタンド・バイ・ミー

公開	時間	制作国	監督
1986年	89分	アメリカ	ロブ・ライナー

友人四人で噂の死体探しの旅に出かける話。説明不要の名作。

ゴンドラ

公開	時間	制作国	監督
1987年	112分	日本	伊藤智生

孤独を抱えた少女と青年が、東京で出会い、少女が飼っていたペットの鳥を埋葬するために青年の実家のある青森へ向かう話。

監督がひょんなことから主人公役の女の子と実際に出会ったことが映画製作のきっかけらしい。当時不登校だった女の子はめちゃくちゃ暗かったそうなのだが、「世の中そんな捨てたもんじゃないぞ」ということを伝えるためにこの映画を制作したそうな。

ロード・トリップ

公開	時間	制作国	監督
2000年	93分	アメリカ	トッド・フィリップス

遠距離恋愛中の彼女にビデオレターを送ったつもりが、自分の浮気現場を撮影したビデオを送ってしまう。彼女が見る前に回収すべく、男４人で1800マイル（約2900km）もの距離を爆走する話。

日本では劇場未公開作品。青春バカ映画なので気軽に見れる。

監督は『ハングオーバー！』シリーズのトッド・フィリップス。

イーディ、83歳　はじめての山登り

公開	時間	制作国	監督
2017年	102分	イギリス	サイモン・ハンター

家族のために今までずーっと自分を押し殺してきたロンドン在住83歳のイーディ。そんな彼女が、父親と行く約束を果たせなかったスコットランドの山に登りにいく話。

テンポも良いし、上手い作品という印象。

❺ 人探し系

LIFE!

公開	時間	制作国	監督
2013年	115分	アメリカ	ベン・スティラー

グラフ雑誌『LIFE』の編集部で働く冴えない主人公が、とある写真家を追った結果、世界中を飛び回ることになり、しだいに昔の自分を取り戻すという話。

監督兼主演はベン・スティラー。

なお吹き替え版は、諸事情によりオススメしない。

家へ帰ろう

公開	時間	制作国	監督
2017年	93分	スペイン・アルゼンチン	パブロ・ソラルス

アルゼンチンで仕立て屋をやっていた88才の老人が、昔の約束を守るため、７０年ぶりに生まれ故郷のポーランドにいる友人に会いに行くという話。

ラストの展開はかなりグッとくる。

MARCO　母をたずねて三千里

公開	時間	制作国	監督
1999年	90分	日本	楠葉宏三

世界名作劇場『母を訪ねて三千里』の劇場版。イタリアからアルゼンチンに出稼ぎに行った母に会いに行く少年の話。

元々１２０分の作品になる予定が、都合により９０分になってしまったため、やや駆け足気味な作りになっているが、うまくまとめてある。なお劇場版は大人になったマルコも登場！

ボロボロと泣きたい方にオススメ。

幸福の黄色いハンカチ

公開	時間	制作国	監督
1977年	108分	日本	山田洋次

日本のロードムービーの金字塔。

女にふられた男、男にふられた女、刑務所から出所した男の３人がひょんなことから行動を共にし、北海道夕張市のとある家に向かう話。

見終わった後、幸せな気持ちになれる。

ラブ＆モンスターズ

公開	時間	制作国	監督
2020年	109分	アメリカ	マイケル・マシューズ

日本では劇場未公開作品。

巨大な生物が跋扈ばっこする世界に変わり、人々は地下に潜る生活を余儀なくされる。そんな中、7年前に離れ離れになった恋人が別のコロニーにいることが判明。恋人に会うために130kmの距離を旅するという話。

主人公が旅を通して成長していく様がとても良い。

最初の30分は可もなく不可もなく微妙な感じだが、それ以降は尻上がりに面白くなってくる。

❻ 届け物系

トゥモロー・ワールド

公開	時間	制作国	監督
2006年	109分	イギリス・アメリカ合作	アルフォンソ・キュアロン

なぜか子供が生まれなくなってしまった世界で、主人公の男がある母子をとある船まで送り届けるという話。

印象的な長回しのシーンは3カ所あるが、特にラストの長回しのシーンは圧巻！個人的には『マトリックス』以来の映像革命だと思う。

５００ページの夢の束

公開	時間	制作国	監督
2017年	９３分	アメリカ	ベン・リューイン

自閉症の主人公がスタートレックの脚本コンテストに応募しようとするも、郵便では締め切りに間に合わなくなり、現地に直接届けに行くという話。

「恐れるな、ジム。未知は征服するためにある」というセリフが印象的。

1917 命をかけた伝令

公開	時間	制作国	監督
2019年	119分	イギリス・アメリカ	サム・メンデス

舞台は第一次世界大戦。イギリス兵２名が、作戦中止の命令を前線の部隊に伝えに行く話。

この映画最大の特徴は、全編ワンカット撮影（風）ということ。

そのため、あたかも自分がそこにいるような感覚に陥り、擬似体験的な感覚を味わえる。が、FPSやTPSのTVゲームをやっている方の場合は、ゲームのように感じるかも？

❼ 逃亡劇系

パーフェクト・ワールド

公開	時間	制作国	監督
1993年	138分	アメリカ	クリント・イーストウッド

脱獄囚の男が、人質にとった少年と共にアラスカを目指す話。ボロ泣き必至の映画。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン

公開年	時間	制作国	監督
2020年	97分	アメリカ	タイラー・ニルソン マイケル・シュワルツ

プロレスラーに憧れているダウン症の青年が施設を抜けだし、出会ったやさぐれた漁師の青年とともにプロレス学校へ向かう話。

劇中歌（主にブルーグラス）も良い。

ゾンビ（Dawn of the Dead）

公開	時間	制作国	監督
1978年	127分 （米国劇場公開版）	イタリア・アメリカ	ジョージ・A・ロメロ

ゾンビが発生した世界で、なんやかんやありつつも生きることを選択する話。

ゾンビを題材にしているが、人間ドラマメインで描かれている為、ホラー映画が苦手な方でも楽しめるはず。ラストシーンも良い。

❽ 宇宙系

銀河鉄道９９９

公開	時間	制作国	監督
1979年	129分	日本	りんたろう

少年が機械の体を手に入れるため、妖艶な美女と共に銀河鉄道に乗って宇宙を旅する話。

なぜか劇場版では主人公の『哲郎』の顔が２枚目になっている。

ギャラクシー・クエスト

公開	時間	制作国	監督
1999年	102分	アメリカ	ディーン・パリソット

アメリカのSFテレビドラマシリーズ『スタートレック』へのオマージュ満載パロディ映画。

昔は人気SFドラマに出演していたが、現在は営業を中心に活動している売れない役者達。そんな彼らが、とある宇宙人の勘違いにより、実際の宇宙戦争に巻き込まれてしまうという話。

エンタメの極み！

❾ 男のロマン系

世界最速のインディアン

公開	時間	制作国	監督
2005年	127分	ニュージーランド・アメリカ	ロジャー・ドナルドソン

世界最速を目指す老人が、ニュージーランドからアメリカへ行き、バイクでタイムアタックをする話。一応、実話を元にした映画。

めちゃくちゃいい！

❿ 巡業・ドサ回り系

グリーンブック

公開	時間	制作国	監督
2018年	130分	アメリカ	ピーター・ファレリー

舞台は１９６２年のアメリカ。黒人ピアニストがボディーガード兼運転手を雇い、黒人差別が色濃く残るアメリカ南部で巡業をするという話。実話を元にしているがかなりアレンジされている。

万人にお勧めできる心温まるロードムービー。

ファイナル・デッド・ツアー

公開	時間	制作国	監督
2020年	97分	アメリカ	マシュー・ジョン・ローレンス

アマチュアパンクバンドが、人食いモンスターのおじさんをローディーに迎えて、計６カ所７日間のツアーに出る話。

ホラーコメディーゆえ、ややグロいシーンがある。そのため番人向けではないが面白い。

バンドメンバーのメイン機材はFenderだが、なぜかGrecoやTakamineのギターも登場。

ボロ宿紀行（TVドラマ）

公開	時間	制作国	監督
2019年	30分 （全１２話）	日本	藤井 道人　他数名

父の死により、弱小芸能事務所を引き継いだ女社長が、唯一残ってくれた所属タレントである一発屋の歌手と共に営業で各地を回る話。

尻上がりに面白くなって行くTVドラマ。

主演は高橋和也（元男闘呼組）と深川麻衣（元乃木坂４６）の元アイドルコンビ。

⓫ 恋愛系

セックス・ドライブ

公開	時間	制作国	監督
2008年	109分	アメリカ	ショーン・アンダース

高校を卒業したての男の子が童貞を捨てるため、ネットで知り合った女性に会いに行くR-15青春下ネタバカ映画。個人的には、キ○タマのくだりで爆笑した。

下ネタ多めのコメディーではあるが、意外にも恋愛要素が強く、結末もハッピーエンド。

監督・脚本は、『なんちゃって家族』の脚本を手がけたショーン・アンダース。

⓬ その他

ドライブ・マイ・カー

公開	時間	制作国	監督
2021年	179分	日本	濱口竜介

原作は村上春樹の短編小説。

役者兼演出家であり妻を亡くした主人公が、とある女性ドライバーや妻の浮気相手の青年との関わりによって、なんやかんやで自分の心に蓋をしていたことに気づき、妻の喪失感と向き合うという話。

3時間もの長尺映画だが、そこまで時間を感じさせない。

ちなみにタイトルの『ドライブマイカー』は、『性行』の意味を持つ古いブルースの隠語。

 

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